「いたたた……派手に突っ込んだのはいいけど、みんな無事か?」
ダイスケがそう言って身体を起こす。
思い思いに立ち上がった彼らの目に、とんでもない風景が飛び込んできた。
見渡すかぎりの闇の中に、所々で光り輝く星々。
先程まで嫌でも耳に流れ込んできた戦いの喧騒も聞こえてこない。
たとえるならばプラネタリウムのように、静寂な世界が広がっていた。
「ここが魔王城……というより、宇宙……ですか?」
カインが戦々恐々とした面持ちで、誰ともなく問いかけた。
その言葉を聞いたマコトは瞳を輝かせて叫ぶ。
「すげー! ケンタ、俺達宇宙空間にいるぞ! 宇宙ヤバイ! ひゃっほー!」
「この俺がとうとう宇宙に降臨するなんてな! 夢のようだぜ! うおおおお! 銀河のパワーが俺に宿る! 銀河メン!」
宇宙好きなマコトとケンタは興奮している様子だ。
ナオキといえばこの超展開についていけないのか、はたまた流れに身を任
ここから先は有料になります
チャンネルに入会して購読する
月額:¥550 (税込)
- チャンネルに入会すると、チャンネル内の全ての記事が購読できます。
- 入会者特典:月額会員のみが当月に発行された記事を先行して読めます。
ニコニコポイントで購入する
- この記事は月額会員限定の記事です。都度購入はできません。
コメント
まさかの相棒組が勇者パーティーだったとはw
最後のマコトの呟きになんか切なくなりました(´・ω・`)
その前のケンタの顔で吹き出しましたけどwwww
続き気になります‼︎
まさかの展開です!
マコトの呟きに切なくなり少しポロリと涙が出そうになりました…。
気付くの遅い・・・。
でも、なんだか悲しいですね。
今まで自分が主人公だと思って頑張ってきたのに、本当はモブだったなんて。
しかも、他の勇者が魔王を倒すのを黙ってみているしかないだなんて。
(ID:37268521)
やっぱり、4人揃ってると楽しいですね。
夜中の更新なので、
家の中がシーンとしてるなかで読んで、
笑いをこらえるのが大変です。
ダイスケガード(笑)。
最後、意外な展開でした。
次回も楽しみにしています!