EPISODE5:崩壊
崩壊に対するアイコラが全く想像できない為、とりあえず作った苫米地です。
さっさとEPISODE5はじめます!
シーチキンおにぎりを食べつくした私は、不思議とプレッシャーから解放されていた。
同時に、昆布おにぎりもしくは、からあげくんを買っておけばよかったと後悔していた。
中継場所は屋外で屋根が無く、かつ天気は雨の予報。初実況となる私の心境を表すかのような曇り空。
こんな時の為にとばかりに、AMAZONで購入した小型テントを設置。
サイズもぴったり!色もヴァンラーレカラーで皆にも好評!
準備も整い、ついに中継開始!!
多少噛みながらも順調にカンペを読み上げ、準備していた面白ネタはスベる事を恐れて控え、試合開始!!
その時の私の武器はポジションと背番号と名前!
ポジションチェンジを頻繁に繰り返す前線!
背番号が全く見えないDF陣!
名前を言う事をあきらめる苫米地!
「ボールをサイドへ、サイドから縦へ…」
ちらっと背番号がみえたら
「13番、水谷のドリブル!」
四苦八苦の状態でなんとか続けていると、事件は起きた…
中継が途切れたのである!!
原因究明しようと、私が配線関連を調査していると、さらに追い打ち
流経大の得点…
中継メンバー一同、ポカ~ン
その後中継は復旧し、その間の失点を告げると
やはりそう来るよね、とばかりに失点シーンの状況を知りたいとのコメント
失点シーンなど全くみていない私はコメントに気づきながらも
とりあえず無視…
しかし止まない知りたいコメントに対してごまかしの一言
「崩されての失点じゃなかっただけに、悔やまれますね!」
むしろこの発言が悔やまれる…
余計に気になる発言をした事により、コメント数は増加!
もう駄目だとばかりに小声で、解説の野々宮に片言の日本語で一言
「おれ、みてない…いえない…」
なんとか野々宮の対応でピンチを脱した私は、快調に実況を続けた
「ボールをサイドへ、サイドから縦へ…」ガタガタ
ちらっと背番号がみえたら
「10番、新井山からサイドへ!」ガタガタ!!バフッ!!
ガタガタ!!バフッ!!バフッバフッ!!
バタバタバタバタバタッ!!!
テントの支柱を手でしがみつく様に抑えながら
「ぜ、前線へ大きくフィードおお!!」
その時、テントの屋根は大空へ向かって大きく羽ばたいていた。
それはまるで「YAH!YAH!YAH!」を歌うチャゲのマントのようであった…
次回、EPISODE6:これでいいのだ
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