読んでみた感想です。読み落としからくる勘違いかもしれませんがご容赦ください。 この話の事の起こりとして、桃太郎に自分の名前へ疑問を持たせた理由が分かりません。まさか彼は名前から「自分は桃から生まれたのではないか?」などと推測したわけではないでしょう。 鬼王は何故か彼を桃に入れて放流しましたが、作中で桃に詰めた理由は語られません。つまり人間側からも桃=鬼の子を連想する材料はありません。もし惑星ベジータよろしく、征服のためにいつも同じ桃(ポッド)に子どもを入れて送り出していたのなら、人間側で共有されたその噂と自身の名から桃太郎が自信の出生を疑問視することも出来たでしょう。 ということはその名は、名付け親である義父母がただ流れてきた子ども入りの桃にちなんで名付けただけ。鬼側の意図とも一切関係が無い。つまりその壊滅的ネーミングセンス以外に桃太郎が自身の名を疑問に思う理由がない。 物語の始まりが「親のネーミングセンスに疑問を持った」というのは世相を反映してはいますが、後々判明する桃太郎真の出生のカタルシスに対しては投げやりではないでしょうか。
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美濃部達宏ちゃんねる
(ID:783100)
読んでみた感想です。読み落としからくる勘違いかもしれませんがご容赦ください。
この話の事の起こりとして、桃太郎に自分の名前へ疑問を持たせた理由が分かりません。まさか彼は名前から「自分は桃から生まれたのではないか?」などと推測したわけではないでしょう。
鬼王は何故か彼を桃に入れて放流しましたが、作中で桃に詰めた理由は語られません。つまり人間側からも桃=鬼の子を連想する材料はありません。もし惑星ベジータよろしく、征服のためにいつも同じ桃(ポッド)に子どもを入れて送り出していたのなら、人間側で共有されたその噂と自身の名から桃太郎が自信の出生を疑問視することも出来たでしょう。
ということはその名は、名付け親である義父母がただ流れてきた子ども入りの桃にちなんで名付けただけ。鬼側の意図とも一切関係が無い。つまりその壊滅的ネーミングセンス以外に桃太郎が自身の名を疑問に思う理由がない。
物語の始まりが「親のネーミングセンスに疑問を持った」というのは世相を反映してはいますが、後々判明する桃太郎真の出生のカタルシスに対しては投げやりではないでしょうか。