ハゲさんのピンボール小咄：「Creature from the Black Lagoon」

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　おつかれさまです。ハゲです。

　土浦のライナーノーツさんに『Creature from the Black Lagoon』が稼働したのでやってきました。1992年にBallyから出た台ですね。原題は1954年に製作された映画で邦題は『大アマゾンの半魚人』だそう。

　

　このウォータスライダーのようなレーンとフィールドのポップなデザインからホラー映画をまったく連想できなかったのですが……なんとこの台の設定はドライブインシアター。シアターで『Creature from the Black Lagoon』を見るというストーリーになっています。この台をデザインした人、天才か？　ちなみに3-Dと書いていますが、実際に赤青のフィルムメガネを付けて見るアナグリフ式で公開されていたそうです。

　ゲームのほうですが……これがなかなかの難易度。マルチボールにいかないと映画が始まらないのですが、

・左レーンを4回通す

・4つのトップレーンを揃える

・4つの中央ターゲットを当てる

・右レーンに1回入れる

　

　この4つを達成して右もしくは左のレーンに入れればマルチボール、つまり映画上映です。逆に言うと、これをやらないと映画が上映されず、なにも見ないで帰ることになります。不完全燃焼感ハンパない。映画が上映した後も何回か条件を達成しないと半魚人に遭遇してジャックポットにいけないので「ちゃんと手順を把握して決まった場所に通す」をやらないといけないかっちりとした台ですね。ポストパスとかの、ボールを打ちたい方のフリッパーに渡せるテクがあるとだいぶ楽になります。

　ただ、スキルショットでマルチボールへの過程をショートカットできたり、エクストラボールが取りやすかったり、映画上映以外にもフィーチャーが充実していたりで、ゲーム全体が良くまとまっている印象を受けました。これがマルチボールだけのゲームだったら凡台だったでしょう。中級者以上向けではありますがなかなかの良台でした。オススメです。