・Nintendo Switch用ソフト『雷電IV×MIKADO remix』2021年4月22日発売決定!https://ch.nicovideo.jp/mikadogame/blomaga/ar1977043・Nintendo Switch用ソフト『雷電IV×MIKADO remix』ミカド限定版予約開始!
全国800万人の『雷電』ファンのみなさま、こんにちは。ミカドブロマガ班@雷電です。
ゲーセンミカドプロデュースの「BGMリミックス」という新たな要素を加え、Nintendo Switchにて堂々の復活を遂げる『雷電IV×MIKADO remix』がいよいよ4月22日に発売されます!
というわけで、当ブロマガでは販促企画の一環として、本作にBGMアレンジとして参加されたバンド・コンポーザーさんへのインタビューのなかから、別途発売するオリジナルサウンドトラック用ライナーノーツに掲載しきれなかった分を「こぼれ話」としてご紹介していきます!
一発目はHEAVY METAL RAIDEN! イケダ店長とWASi303さんがギターレコーディング時の苦労を語りながら、HMRの軌跡を振り返ります。
【HEAVY METAL RAIDEN】
ベース:佐藤豪(元セイブ開発所属。『雷電 II』~『雷電 IV』、『バイパーフェイズワン』、『ライデンファイターズ』『~2』作曲者)
ギター:WASi303(サクセス所属。『ザンファイン』『サイヴァリア』『アカとブルー』作曲者)
ギター:イケダミノロック(高田馬場ゲーセンミカド店長)
キーボード:鶴窪和志(サクセス所属)
ドラム:川瀬リツ(スタジオドラマー)
WASi303(以下、WASi):90年代に豪さんがひぃひぃ言いながら作ってた音楽が20年経ったいまでも聴かれてるってことは、これから50年経ってもきっと変わらないよね。イケダがよく言う「みんな大好き佐藤豪」ってすごい言葉だと思うよ(笑)。
イケダミノロック(以下、イケダ):ははは(笑)。
WASi:マスタリングで聴いてるときに思わず嫉妬しましたもん。「豪さん、あんたええなぁ!」って(笑)。と同時に「俺は作曲っていう仕事をあと何年やれるんだろう」って考えちゃう瞬間があって。どういうことかっていうと、曲を完成させた人たちのことを羨ましくなっちゃうんだよね。自分の会社のことを卑下するわけじゃないんだけど、『サイヴァリア』と『雷電』を比べたら売上も違うし、世界的な規模も違う。そうなると、残された時間内で「佐藤豪と遊んでるそこのお前、ちゃんとやってんのか?」って課しちゃう。
佐藤豪(以下、豪):そんなことまで考えてるんだ?!
イケダ:そういう意味で『雷電』っていうのはいい落としどころにあるゲーム音楽なのかなって思いますよ。コラボの企画営業は誰でもできるだろうけど、実際に弾いたりライブで盛り上げるっていう部分はほかのゲームミュージックバンドには負けないと思うんで。
WASi:うちらの経験値はヤバいよ。ライブを何本やってきたと思ってんだっていう(笑)。
イケダ:あまり音楽に興味がない人でも「なにこれ?!」って思ってくれたら勝ちですよ。
WASi:いまは技術が進んでるからなんでも上手くできちゃうんだけど、やっぱり本物で聴いてほしいね。HMRってゲームミュージック界って打ち込みも同期もないガチバンドなんで。
イケダ:いやー、今回は松本(大輔)くんのアレンジにやられたな(笑)。
WASi:デモ聴いた瞬間「これは一日で終わんないじゃないか?」って思ったもん(笑)。
川瀬リツ(以下、川瀬):僕一回ライブでやりましたけど、あれは本当に難しいですよ。
豪:しんどかったよね(笑)。
WASi:だから俺も言ってやったんですよ。「自分で作ったからには自分で叩けよ?」って(笑)。
イケダ:そもそも俺、あんなフレーズ弾かないからね(笑)。4日ぐらいしかないのに両手タッピングをやらされるのはキツかったなあ……。
WASi:俺もあんなのガチで弾いたら腕もげるよ! 「バッキングぐらいなら弾いてやるよ」なんて軽口を叩いちゃったけど、これはなかなかカロリーの高いバッキングだなって(笑)。
イケダ:WASiさんが弾いてくれると思ってなかったので、僕も一応バッキングをコピーしてたんですけど、やってくれて助かりましたよ。
WASi:いやぁ、バッキングもイケダさんが担当するにはあまりにもカロリーオーバーすぎると思ったから、これだけはなんとか弾いておこうって。
豪:ギターを打ち込みにすると、どうしても音が軽くなっちゃうんですよね。クリーントーンだったらいいんですけど、ディストーション系の歪みのある音になるとね。
川瀬:打ち込みで再現するほうがよっぽど大変っていう(笑)。
WASi:そう、弾いちゃったほうが早いんだよね。HMRに関して言えば、演奏や機材っていろんな変遷を経て変わってて。豪さんのベースだって今はものすごいゴリゴリしてるけど、最初は柔らかい音だったんだよ。川瀬くんのスネアのチューニングも全然違ってて、昔はバーンって感じだったけど今はカンカンなんだけど、それがまた気持ちいい!
豪:フュージョンの音だったもんね。
川瀬:リズム隊はフュージョンだったんですよね。そういうルーツがあったので。
イケダ:俺だって昔はエフェクターいっぱい繋いでたけど、今はどんどん削ぎ落として2個ぐらいしか使ってないし、最終的にはエフェクターなんかいらないんじゃないかって思うよ。しかもいま使ってるのはセミアコ(ギブソン・ES-335)だから、メタルでもなんでもない(笑)。
WASi:アンプもいらないって言いかねないし、川瀬くんがカホンをポコポコやりだしたら究極だよ(笑)。
豪:ジャズバンドみたいなアンプラグドにね(笑)。
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