英会話集を買ってきて覚えたのに
いざというときに全然役に立たなかったという方は多いかと思います。
たとえば下記のような会話を英会話集などでよく見るかと思います。
A: Where are you from?(どこから来られたのですか?)
B: I’m from America. How about you?(アメリカです。あなたは?)
A: I’m from Japan.(私は日本です)
これを暗記して
実際の会話の場面であなたが
“Where are you from?”と声をかけても
相手が、せっかくあなたが覚えた“I’m from America. How about you?”ではなく
たとえば“Guess!”(当ててみて!)なんて返してきたら・・・。
次の言葉が言えなくなってしまいますよね。
だから英会話を暗記したり習ったりしてもダメなんです。
ではどうしたらいいのでしょうか?
そもそも日本語では
会話を習ったことがないのに
どうして話せるようになったのでしょうか?
それは自然に聞いて
知っている日本語の中から
会話の時にたまたま降りてきた日本語を話しているだけのことですね。
英語もそれと同じです。
普段から英語を自然に聞いて
知っている英語の中から
会話の時にたまたま降りてきた英語を話せるようにするといいんですね。
・・・とは言っても
そもそもほとんどの方は
今まで英語を自然に聞いたという経験がないと思います。
言葉の音を自然に聞くというのは
文字や文法的な説明が無くても
音だけでわかる(ことだけわかればいい)という聞き方です。
今まで英語は英文を見ながら
あるいはあとから英文を見て確認するという聞き方しかしてこなかったと思います。
英文を見ると日本語に訳していたはずです。
つまり英語の音だけで学習を完結した経験がほとんどないはずです。
だから英語を話すときにも
日本語を話しているときのように
会話の時にたまたま降りてきた英語を話すなんて
今は想像もつかないと思います。
今までは英会話集を暗記して暗記した通りに再生するか
日本語で考えてその日本語を訳すという話し方
つまり英単語を文法的に並べて話すという話し方をされてきたと思います。
普段から英語を自然に聞いて
知っている英語の中から
会話の時にたまたま降りてきた英語を話せるようにするために
まず英文なし日本語の訳なしで
英語のままわかったという実感を脳に経験させてあげることがとても大切です。
100タイトルのマンガストーリーを
英文なし日本語の訳なしで
マンガイラストで場面をイメージしながら
英語の音を重ねていきます。
イラストで場面を感じながら
音を取り込む脳の習慣を形成しながら
イラストを見て思いつく英語の音を声に出すという練習を通して
普段から英語を自然に聞いて
知っている英語の中から
会話の時にたまたま降りてきた英語を話せるようにするのです。
場面に感情移入ができて
何度も声に出しているうちに自然に口をついて出るようになるまで続ければ
かならず英語は話せるようになります。
問題はそれまで続けられるかどうか、だけです。
ゼロか100か、ではないので
やればやっただけ
何かは残りますから
あまり力みすぎず
かといって緩め過ぎず
ほどほどに続けてやめなければ
絶対に話せるようになります。
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