あざみと学ぼう。歴史ッ!!のコーナーで〜す♫
その90 来ない村上水軍
1555年9月21日、隆房率いる2万の大軍は500艘の船に分乗し、岩国から一路
厳島へと渡り、大元浦近くから上陸・・
「厳島を制圧せよ!!!!!」
おおおおおおおおおお
隆房軍は早速、宮尾城の南にある塔の岡に本陣を構えたほか、大元浦近くの多宝塔や弥山にも兵を配置し、もちろん、海には兵船を並べて、毛利の到着に備えます。
こうして、完璧な布陣を行った後、軍議で息巻いた房清を先頭に宮尾城に攻撃を仕掛けます。
当時の最先端の兵器=鉄砲を駆使して攻める隆房軍に、守る宮尾城は、わずかに600人あまり・・・そのワリには決死の抵抗を続けますが、やがては水の補給路も断たれ、落城は時間の問題となります。
一方、宮尾城への攻撃開始を24日に聞いた元就・・・早速、重臣に留守を任せて進発しますが、元就が厳島へ向かうには、もう一つ条件があったのです。
この作戦に不可欠なのは水軍。
島の周囲に船を配置して、城への攻撃を仕掛けている彼らを袋のネズミにするためには、コチラにも、それなりの水軍の力が必要です。
しかし、今のところ、毛利氏が有する水軍は、川内警固衆と小早川の水軍と、援軍として駆けつけた因島(いんのしま)村上水軍・・・これらを合わせても、わずかに120艘・・・隆房の500艘には到底及びません。
そのために、元就は、能島(のしま)村上氏&来島(くるしま)村上氏にも声をかけていたわけですが、彼らの水軍が現われる気配は、まだありません。
そうこうしているうちに、更なる宮尾城の知らせが・・・
「今や、城兵の着物を裂いて作った大縄で櫓を縛りつけて、倒壊を防いでいる状態です!
あと10日ももちません!」
と・・・
この厳島へのおびき出し作戦・・・宮尾城が落とされて厳島を制圧されてしまっては、THE END。
何がなんでも、宮尾城が落ちる前に、元就本隊が駆けつけなければ意味がありません。
迫る落城・・・
来ぬ水軍・・・
ど、どうなる!?厳島合戦!!
あざみ
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