申し訳ありません。 前回の記事に投稿しようとしたのですが、一歩遅かった。 これで最後にしますが、どうしても主張したいことがあったので。 まず、私は、特定の立場に立つつもりはございません。 経済問題というのは、「こちらを立てれば、あちらが立たず」であり、 複雑な多次元連立方程式を解くようなものだと思っております。 消費者を優遇し、内需を重視するなら、産業競争力が犠牲になる。 生産者を優遇し、企業を重視するなら、国民生活が犠牲になる。 かといって、財政上の制約もあり、両者を優遇することは難しい。 また、金銭的な優遇が国民の幸福に直結するとも限らない。 従って、一方的・一面的な議論というのは、本来成り立たない。 このような問題の最適解を導くには、まず何が最適なのかを定める 必要があり、目標設定が必要です。 すなわち、国民がどのような生活を送りたいのか、という方向性を 決めるしかなく、それは民主主義の上でしか成り立たない。 しかし、民主主義というは、多数派が少数派を弾圧する制度である とも言え、弱者や少数意見者の権利の保護という観点から考えると、 絶対的なものとも言えない。 私は「共生」も「競争」も否定するつもりは御座いません。 両立させることが最善だと考えております。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:9443972)
申し訳ありません。
前回の記事に投稿しようとしたのですが、一歩遅かった。
これで最後にしますが、どうしても主張したいことがあったので。
まず、私は、特定の立場に立つつもりはございません。
経済問題というのは、「こちらを立てれば、あちらが立たず」であり、
複雑な多次元連立方程式を解くようなものだと思っております。
消費者を優遇し、内需を重視するなら、産業競争力が犠牲になる。
生産者を優遇し、企業を重視するなら、国民生活が犠牲になる。
かといって、財政上の制約もあり、両者を優遇することは難しい。
また、金銭的な優遇が国民の幸福に直結するとも限らない。
従って、一方的・一面的な議論というのは、本来成り立たない。
このような問題の最適解を導くには、まず何が最適なのかを定める
必要があり、目標設定が必要です。
すなわち、国民がどのような生活を送りたいのか、という方向性を
決めるしかなく、それは民主主義の上でしか成り立たない。
しかし、民主主義というは、多数派が少数派を弾圧する制度である
とも言え、弱者や少数意見者の権利の保護という観点から考えると、
絶対的なものとも言えない。
私は「共生」も「競争」も否定するつもりは御座いません。
両立させることが最善だと考えております。