p_f のコメント

以下、「さらば外務省!」より

竹内行夫事務次官-
「あれだけの電報を書くくらいだから、辞職は納得のことだと思う...君も認識していると思うが、君の言動は外務省という組織の枠を踏み外したものなのだよ。そんな君がこのまま外務省にとどまっても、君自身、惨めな思いをするだけだ。それにしても、どうしてそういう言動をとったのか...」
天木氏-
「レバノンという国に勤務してみて、中東情勢が非人道的かつ不正義な状態に放置されていることを肌で感じました...私は真の外交努力がなされていないと言っているのです...」
竹内氏-
「今の政治家なんかに期待するほうが間違っている...今、日本は何をやるにしても...あらゆるところから圧力がかかってくる。そんな中で君が言うような理想的な外交は簡単にできるものではない。それでもやろうというのならやればいいじゃないか。これからは好きなようにやれるのだから...」

 *

いくら竹内氏が ぐてぐて能書き並べたところで、腹の中は「オマエなァ、親分が『白』と言ったらカラスも白だ。それが組織の掟だろうが!」だけでしょう。情けない男です。
正義感の強い多感な年頃の息子、娘が外交官の父親に「米国のインチキなイラク開戦にどうして反対しないの?!」と問うたとして、「オマエに何が分かる!世の中そんなキレイ事が通るほど甘くないんだ!」と吼え返すのが大方でしょう。しかし、天木氏はそうではなかった。
子供にとってこんな誇らしいことはありません。それより何より、天木氏ご自身がきっと「ここで見て見ぬフリを決め込んだら死ぬまで後悔し続ける」と思われたのではないでしょうか。

No.8 111ヶ月前

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