大昔、地中海を挟んでローマ帝国が成立し、崩壊した。しかし、この帝国はかなり続いた。 今、太平洋を挟んでアメリカ帝国が成立しようとしている。この帝国は成立してもあっという間に崩壊する。そして大きな後遺症を残すだろう。その理由は下記の通り。 1.タックス・ヘイブンの存在は残る。資本は税を逃れ、その大番頭も脱税する。資本はマフィアと同じになる。 2.労働者がアメリカ帝国に対峙する形で組織化され、同盟罷業を行うことになる。その力はアルカイダやISの力の比ではない。そして、帝国全体にアナーキーが蔓延る。 3.ドルと円の際限なきアベック印刷でハイパーインフレが起こる。 4.世界がアメリカ帝国、ロシア・中国のユーラシア、ヨーロッパ、南米大西洋岸、アフリカ、中東、その他アジアに政治経済的に分かれる。人道、福祉、弱者救済の理念を排除するアメリカ帝国は説得力を失い、孤立する。 そんなわけで、日本の民衆は批准阻止に向けて新たなる抵抗を展開せねばならない。安保法制、辺野古は安倍を倒せば何とか見通せるが、このTPP批准阻止には議員を入れ替えるぐらいの力が欠かせない。大変だがやるしかない。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
大昔、地中海を挟んでローマ帝国が成立し、崩壊した。しかし、この帝国はかなり続いた。
今、太平洋を挟んでアメリカ帝国が成立しようとしている。この帝国は成立してもあっという間に崩壊する。そして大きな後遺症を残すだろう。その理由は下記の通り。
1.タックス・ヘイブンの存在は残る。資本は税を逃れ、その大番頭も脱税する。資本はマフィアと同じになる。
2.労働者がアメリカ帝国に対峙する形で組織化され、同盟罷業を行うことになる。その力はアルカイダやISの力の比ではない。そして、帝国全体にアナーキーが蔓延る。
3.ドルと円の際限なきアベック印刷でハイパーインフレが起こる。
4.世界がアメリカ帝国、ロシア・中国のユーラシア、ヨーロッパ、南米大西洋岸、アフリカ、中東、その他アジアに政治経済的に分かれる。人道、福祉、弱者救済の理念を排除するアメリカ帝国は説得力を失い、孤立する。
そんなわけで、日本の民衆は批准阻止に向けて新たなる抵抗を展開せねばならない。安保法制、辺野古は安倍を倒せば何とか見通せるが、このTPP批准阻止には議員を入れ替えるぐらいの力が欠かせない。大変だがやるしかない。