「安保」で米国占領が続いている日本で、「憲法」で戦力保持を解釈論で制限してきたが、今回の国内法制定で、解釈論の呪縛が解け、状況が一変してしまった。今回の邦人殺害は、政府の方針が米軍と一体化であれば、必然的当然の殺害とみるべきでしょう。 良い悪いは別にして、法治国家であるのに、憲法が実質的には破たんしているのです。なぜこのような現象が起きるかといえば、憲法上「戦力を保持しない国」になっているが、米国のために安保の上で保持することを憲法解釈で容認しているのです。70年も実質的に認めた形をとっているのです。常識的には理解できない論理を論理展開し、自己納得しているに過ぎないことが明確化されたといえば妥当なのでしょう。 私たちは、日本の防衛をどうするかの基本的なことを議論することなく、日本を守るということで「安保」を容認しながら、米国を守るということなると反対する。反対することができない「安保」に矛先に向かうのでなく、憲法解釈に向かっている。不戦の誓いを徹底するなら、「安保」に目が行くべきであるが、「安保」に目が行くことはない.なぜか、東京の空を米国に占有されながら、そのことの異常性を認識しないのです。私たち日本人は、自己防衛に対し信念がなく、他人に頼り、いいとこどりしようとする卑しい心から抜け出せないのです。一人一人が自立した気持ちを持たなければ、米国に頼るしかなくなってしまう。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
「安保」で米国占領が続いている日本で、「憲法」で戦力保持を解釈論で制限してきたが、今回の国内法制定で、解釈論の呪縛が解け、状況が一変してしまった。今回の邦人殺害は、政府の方針が米軍と一体化であれば、必然的当然の殺害とみるべきでしょう。
良い悪いは別にして、法治国家であるのに、憲法が実質的には破たんしているのです。なぜこのような現象が起きるかといえば、憲法上「戦力を保持しない国」になっているが、米国のために安保の上で保持することを憲法解釈で容認しているのです。70年も実質的に認めた形をとっているのです。常識的には理解できない論理を論理展開し、自己納得しているに過ぎないことが明確化されたといえば妥当なのでしょう。
私たちは、日本の防衛をどうするかの基本的なことを議論することなく、日本を守るということで「安保」を容認しながら、米国を守るということなると反対する。反対することができない「安保」に矛先に向かうのでなく、憲法解釈に向かっている。不戦の誓いを徹底するなら、「安保」に目が行くべきであるが、「安保」に目が行くことはない.なぜか、東京の空を米国に占有されながら、そのことの異常性を認識しないのです。私たち日本人は、自己防衛に対し信念がなく、他人に頼り、いいとこどりしようとする卑しい心から抜け出せないのです。一人一人が自立した気持ちを持たなければ、米国に頼るしかなくなってしまう。