フレデイ タン のコメント

中国脅威は孫崎先生が示された証拠から米国好戦派が使うレトリックだということが良く分かります。そのレトリックに日本の生理的嫌中の輩が飛びつき、そして晴れて日本の権力を奪取した。今、日本の安全性は最悪の状態に陥りました。

米国好戦派は西ヨーロッパ人にもロシア脅威を今も盛んに売り込んでいます。NATOの最近の幹部の発言は往時のアドルフ・ヒットラーの発言そのものです。プロレタリア独裁という脅威が完全に衰微した現在であるにも拘わらず、何故米国が対露、対中戦略で焦るのか?その理由?私はやはりドル体制、つまり、ウオール街、IMF,FRBの共同正犯的相場操縦というインチキ、不正行為がロシア、中国の台頭によって追い詰められつつあるという切迫した危機感が米国の権力に認識されているということを理由として指摘したいのです。

そもそも、資本主義を否定することは理念的には可能(パリコミューン、パリ5月革命、文化大革命時の上海コミューンに現実化したが実に短命に終わった)だと思うのですが、やはり人間の業に照らして難しい。ですから、米国は何も恐れるものはない。インチキを反省し、正道に戻れば済むことなんです。しかし、米国は懲りません。建国以来、異民族を暴力で蹴散らして来た成功体験があるからです。

しかし、次のことは明確に言えます。

米国の資本主義がシオニズム、マキャベリズム、反知性主義で支えられている限り、ロシアのロシア正教博愛主義、中国の人民主権主義、中東のモスリム共同体主義を克服することは不可能。特に中国の資本主義はアヘン戦争、日中戦争の辛酸から得られたものだから、明治維新で出来上がった官製資本主義の日本と暴力・不正の米国がつるんで中国に挑んでも、どうでしょう。中国は益々強くなるばかりだと思いますよ。

沖縄の翁長さんが仰るように東アジアは共存共栄平和協調するしかありません。

No.2 115ヶ月前

このコメントは以下の記事についています

継続入会すると1ヶ月分が無料です。 条件を読む

孫崎享チャンネル

孫崎享チャンネル

月額
¥110  (税込)
このチャンネルの詳細