敗戦国日本によってもたらされた被害は、加害者が忘れ修正しようとしても、被害者の心から消えることはない。仏教の教えるところによると、日本人の他国に与えた「業」は、簡単に消えることはなく、長い間をかけて消滅させていく努力を積み重ねなければならないといえます。このような「業」を修正しようとする人は、愚かな人というより、人間を知らず、人間性を放棄した人というほうがふさわしいといえます。
安保条約で日本の安全が確保されているのに、さらに米国に従属性を示し、中国、韓国、国際社会から孤立し、米国依存を高めた以上の国際的損失を被ることになるのです。ロシアは日本に対して敵対的言葉を発してこなかったが、日本のロシア敵対意識を確認し、北方領土は戦勝国ロシアの権利だと主張し始めています。世界の嫌われ者米国、イスラエルに偏った肩入れをしないから日本が評価されてきた面が多いが、これからは、米国を見る目で日本を見てくると覚悟すべきなのでしょう。