米政府が、安倍首相を大歓迎した理由として、孫崎さんは集団的自衛権・TPP・辺野古移設を挙げているが、それ以上と思えるのが、福島瑞穂議員が「戦争法案」と発言した「安保関連法案」ではないか。 一口に安保関連といっても、武力攻撃事態法・重要影響事態法・国際平和維持活動協力法・自衛隊法改正・米軍行動円滑化法など、10以上の法案の総称だ。 それらを国会審議もせずに、外務大臣と防衛大臣が「イエスサー」と言っただけで決めてしまったことのご褒美なのだろう。 武力放棄を定めた憲法を無視し、国権の最高機関である国会も無視した決定を、「民主主義の元祖」を自認する国が大歓迎しているのだ。 同じ米国内でも、ニューヨークタイムスなどのジャーナリズムは、安倍首相の歴史認識を問う記事にあふれ、記者会見でも追求されていた。それに引き替え日本のメディアは、首相と同様に、有頂天で舞い上がった報道が目立っていた。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18982160)
米政府が、安倍首相を大歓迎した理由として、孫崎さんは集団的自衛権・TPP・辺野古移設を挙げているが、それ以上と思えるのが、福島瑞穂議員が「戦争法案」と発言した「安保関連法案」ではないか。
一口に安保関連といっても、武力攻撃事態法・重要影響事態法・国際平和維持活動協力法・自衛隊法改正・米軍行動円滑化法など、10以上の法案の総称だ。
それらを国会審議もせずに、外務大臣と防衛大臣が「イエスサー」と言っただけで決めてしまったことのご褒美なのだろう。
武力放棄を定めた憲法を無視し、国権の最高機関である国会も無視した決定を、「民主主義の元祖」を自認する国が大歓迎しているのだ。
同じ米国内でも、ニューヨークタイムスなどのジャーナリズムは、安倍首相の歴史認識を問う記事にあふれ、記者会見でも追求されていた。それに引き替え日本のメディアは、首相と同様に、有頂天で舞い上がった報道が目立っていた。