フレデイ タン のコメント

戦後の日本の政治は孫崎先生の著作「戦後史の正体」に明らかにされたごとく米国の手のひらの上で動かされて来ました。ここにきて、米国のその手練手管の冴えが絶頂期にあると言えましょう。

日本の政治が今戦後最悪ということは衆目の一致するところです。実は米国の政治も又戦後最悪なのです。特に目立つのは、米中央情報局の国家内国家としての振る舞いと横暴です。レバノンのヒズボラや昔の旧陸軍の関東軍も顔負けです。

そういった米国の横暴な振る舞いの根本には米国が上海協力機構に恐れを抱きその切り崩しに全力を尽くしていることがあるのでしょう。しかし、その為の作戦行動ははかばかしくありません。その行き詰まりを打開するために日本を自分らの陣営に完全に取り込み新たなる攻勢をかけるつもりなんでしょうが、私はそのような攻勢は成功しないと楽観的に見て居ます。何故なら、軍備面はおろか経済面でも上海機構構成国が米国を凌駕しつつあるからです。しばらくすれば、頭の固い国ではありますが、米国は中国が提案するウインウインの意味を理解し受け入れるようになるでしょう。そうなれば、TPPも集団的自衛権も必要がなくなります。

日本が懸念すべきはその前に日本売りが始まることです。その前に何かしなくちゃいけない。この場合、政治家は無能です。官僚の良識部分と民衆の化学反応に期待するしかないみたいですね。とにかく今なすべきは経済のソフトランデイングですから、やるべきターゲットは絞られています。

No.2 120ヶ月前

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