竹島にも「棚上げ合意」の密約があったとは知らなかった。そもそも何故国家間でこの様な「密約」等と言うものが存在するのか?尖閣問題もそうであるが、国交正常化等の共通利益の障害となる対立を避け互いの国民感情を刺激しない為、隠密裏に事を運ぶ妥協の産物だろうが、日本の対韓、対中外交には常に「相互不信」が存在し、領土問題等が出る度にその様な「密約」を巡って見解の相違や立場の違いによる対立が絶えない。その様な中で韓国の総合雑誌『月刊中央』の客観的な報道は評価できる。 先の日中関係改善に向けた4項目の合意事項にしても、早速岸田外務大臣の「領土問題存在せず」など日本側の解釈に関する国会答弁に対して中国側から「合意を踏みにじる挑発行為」との批判が出ている。一方日本側も中国側が事前に相談なしに一方的に合意の英訳を発表した事に抗議している(但し日本外務省のHPでも英訳有り)。外交の素人でさえ二国間で合意事項を作成する際には文言解釈の統一などは初歩的な事項だと思う、民間企業でさえ英語圏以外の国の企業との契約等は両国語とともに客観的に英語でも作成され疑義が生じた際の紛争仲裁は第三国の裁判所に委ねる事が多いが、何故外交当局者はその様な配慮をしないのか。また日本では政府の一方的見解以外の報道は抹殺するような雰囲気がある事は大問題である。「解決しないことをもって解決とする」とは互いその様な合意を尊重し、勝手な自国に都合の良い一方的解釈をして国民感情に迎合したり、相手に挑発行為と看做される様な言動を避けると言う事だろう。
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孫崎享チャンネル
(ID:19768870)
竹島にも「棚上げ合意」の密約があったとは知らなかった。そもそも何故国家間でこの様な「密約」等と言うものが存在するのか?尖閣問題もそうであるが、国交正常化等の共通利益の障害となる対立を避け互いの国民感情を刺激しない為、隠密裏に事を運ぶ妥協の産物だろうが、日本の対韓、対中外交には常に「相互不信」が存在し、領土問題等が出る度にその様な「密約」を巡って見解の相違や立場の違いによる対立が絶えない。その様な中で韓国の総合雑誌『月刊中央』の客観的な報道は評価できる。
先の日中関係改善に向けた4項目の合意事項にしても、早速岸田外務大臣の「領土問題存在せず」など日本側の解釈に関する国会答弁に対して中国側から「合意を踏みにじる挑発行為」との批判が出ている。一方日本側も中国側が事前に相談なしに一方的に合意の英訳を発表した事に抗議している(但し日本外務省のHPでも英訳有り)。外交の素人でさえ二国間で合意事項を作成する際には文言解釈の統一などは初歩的な事項だと思う、民間企業でさえ英語圏以外の国の企業との契約等は両国語とともに客観的に英語でも作成され疑義が生じた際の紛争仲裁は第三国の裁判所に委ねる事が多いが、何故外交当局者はその様な配慮をしないのか。また日本では政府の一方的見解以外の報道は抹殺するような雰囲気がある事は大問題である。「解決しないことをもって解決とする」とは互いその様な合意を尊重し、勝手な自国に都合の良い一方的解釈をして国民感情に迎合したり、相手に挑発行為と看做される様な言動を避けると言う事だろう。