m.m. のコメント

外務省という役所は、仕事をまじめにしたり、国益を考えると排除されるようだ。
米国のイラク攻撃を前に、中東諸国の状況を調べ、大量破壊兵器を準備していないことや、フセイン政権がアルカイダを匿っていないことなどを報告した天木氏は退職に追い込まれた。
最近のウクライナ問題でも、米国の口車に乗ってロシア制裁に加わったが、ロシアはウクライナ東部の分離独立にも、マレーシア航空機撃墜にも関与しておらず、ウクライナ東部とキエフ政権はロシアの仲介で和解してしまった。NATOが追加制裁を発表しようとした矢先、ウクライナの和解が発表されて米国は立場を失ってしまった。さらに苦渋を味わったのが日本の外務省だ。九戦の仲介をしたヒーローに制裁を科してしまったため、変換が確実だった北方領土を、また失ってしまった上、安価な天然ガスの輸入も遠のいてしまった。愚かな人間がトップに立ち続ける外務省には、反省という言葉がなく、学習能力もないのだろう。尖閣でも竹島でも、自分の言い分ばかり主張したのでは、どんな話し合いも進展しないのは当然だ。

No.1 123ヶ月前

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