米国と中国の直接的な戦争は、距離的に見ても、経済利害関係から見ても、何も得るものがなくあり得ないといえる。 米国と中国間に争いが起きるとすると、アジア諸国をめぐる利害関係である。対日本は、日本領土を奪うよりも日本の経済技術を利用したほうが中国にとって優位性が強く、攻撃を仕掛けることはない。問題は日本が仕掛けた場合であり、沖縄など日本の基地が危険にさらされるのであるが、特に沖縄は距離的に近く、台湾などの動向によっては、米軍は沖縄から無条件に撤退することもあり得るといえます。すでにフィリピンの近くに人工島基地を作っています。米国のほうが柔軟性があり、いつ沖縄からの撤退があるかもしれないと考えるほうが、辺野古移転より重要である。残念ながら、硬直化した政府の頭脳は米国に追随できないのでしょう。米国は日本を守るとは限らないわけであり、米国に従属化することなく、平和憲法のもと、自主独立外交が絶対に必要ではないか。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
米国と中国の直接的な戦争は、距離的に見ても、経済利害関係から見ても、何も得るものがなくあり得ないといえる。
米国と中国間に争いが起きるとすると、アジア諸国をめぐる利害関係である。対日本は、日本領土を奪うよりも日本の経済技術を利用したほうが中国にとって優位性が強く、攻撃を仕掛けることはない。問題は日本が仕掛けた場合であり、沖縄など日本の基地が危険にさらされるのであるが、特に沖縄は距離的に近く、台湾などの動向によっては、米軍は沖縄から無条件に撤退することもあり得るといえます。すでにフィリピンの近くに人工島基地を作っています。米国のほうが柔軟性があり、いつ沖縄からの撤退があるかもしれないと考えるほうが、辺野古移転より重要である。残念ながら、硬直化した政府の頭脳は米国に追随できないのでしょう。米国は日本を守るとは限らないわけであり、米国に従属化することなく、平和憲法のもと、自主独立外交が絶対に必要ではないか。