原発の再稼働で、ポイントをついて問題提起しているのは小泉元首相である。
彼は講演で「安全神話が“嘘”だったことは大事故で判明した。“他の電源に比べて原発コストは安い”との論も“嘘どころか一番の『金くい虫』だ”と反論。“被害の賠償。廃炉までには40年─50年かかること。安全対策。作業員の確保。最終処分場確保にいたってはいまだにない”と述べた(2014年7月7日ロイター)。
私は最大の問題点を提起したのは石橋克彦神戸大学教授であると思う。彼は2005年2月23日、が衆議院予算委員会公聴会で次のように述べた。
「「アメリカでは地震現象というのは、地震というのは原子力発電所にとって一番恐ろしい外的要因であるというふうに考えられております。地震の場合は複数の要因の故障といって、いろんなところが振動でやられるわけですから、それらが複合して、多重防護システムが働かなくなり、最悪の場合に
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コメント
>>2
どうも、どうも、最近、周囲から私は断言癖があっていかんと非難されていまして、貴君のコメントを頂いてやっぱりそうかと真摯に反省したのです。勿論、今後も言いたいことを言っていきたいたいと思ってます。
福島原発の災害では、地震は遠因であり、直接の原因は津波である。津波によって地下の冷却水系が機能不良を起こし、それによって原子炉が過熱し、その結果ジルコニウム・水反応で水素が発生し、建屋で水素爆発が発生したのだ。冷却水系の設計改良は可能だろう。使用済燃料の保管も大いに可能だろう。原発は発電設備として今後何世紀も発電の主力となるだろう。仮に日本では不人気となっても、世界的に見れば当分のあいだ発電の主流となるだろう。日本は武器開発生産からほとんど完全に手を引いている。それはいいことだろう。一方、日本では原発でも世界の変わり者となるだろう。原発は積極的には人間を殺す道具ではなく、エネルギーの生産施設だ。以上が原発再開の理由である。
ジルコニウムは原子炉燃料ではなく、燃料を包んでいる薄い被覆管の材料である。また、水素ガスを安全に屋外に逃がす方法は決して難しい技術ではなく、設計が不十分だっただけである。原発が安全でないと言うのは、津波を原発と無関係な街を守るべく作られていた膨大な堤防が役目を果たさずその町の1000人以上の人々が死に、大多数の家屋が崩壊したという田老町の例と比べると、技術的な問題としては原発の設計不良の方がはるかに小さかったとも言える。日本人が原発を怖がるのは原子爆弾と混同しているからとも言える。馬鹿な国民だ。
(ID:19005377)
石橋教授の外人記者クラブでの講演を聞きました。
教授はユーラシアプレートが日本に押し寄せて来ている。年間1cmのスピード。それが何拾年、何百年と経てばかなりの圧力となると話されていました。最近起こった新潟地震、それから阪神大地震もユーラシアプレートの作用・反作用ということなんです。日本列島はこのユーラシアプレートの活動期にも入っていると警告されていました。
だけど、学会は石橋教授を「異端」というレッテルを貼ってます。これは私の推測です。断言ではありません。つまり、「原発マネーは科学をも曲げる力を持っている」のではないかということなんです。