今、米欧でロシアに対する制裁が強化されようとしている。
22日産経新聞は次の報道を行っている。
「マレーシア航空機撃墜事件で米国がロシア批判を強めるなか、欧州でロシ アに対する強硬論が強まってきた。21日には最大の犠牲者が出たオランダ、英国が制裁強化を辞さない姿勢を強調した。欧州連合(EU)は22日の外相理事会で事件の対応を協議する予定で、制裁強化も議題になるとみられる。」
今後、制裁をどうするかが中心課題になる。
その際、プーチン大統領等ロシア政府がどのような責任を持っているかを明
確にしておく必要がある。
1:マレーシア航空機撃墜に直接責任があるか
プーチン政権が撃墜という行為自体に関与した可能性は少ない。
2:ウクライナ内部における反乱側に武器提供を行うのは悪いか
先ず、現在ウクライナ政府が、独立等を求める東部、南部のロシア系住民に
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コメント
ウクライナは難しいですね。一体何が起こっているのやら判断できません。民間の飛行機を撃ち落としたのが故意なのか誤爆なのか?その目的は何か?一体どちらのサイドの仕業なのか?まだいろんなことが明らかではありませんね。そんな状態で、完全にプーチンを悪者にする西のメディアも、一部のネオコン陰謀論を決めつけるブログも、メディアとしての姿勢を問われますね。
しかし多くの住民はただ平穏を望んでいる。それはガザでもシリアでも同じはずです。利害があるから争ってしまう。話し合いではなく、殴り合いでというのが悲しいことですね。
孫崎先生が指摘される通り、米国側、いや西側に正当性がないですね。
更に付け加えれば、
1.あのキッシンジャーが米国にロシアを挑発するのはやめて東ウクライナがロシア連合に入るのを認めるべきだと忠告している。彼はスラブ問題のエクスパートでもあるらしい。今回の撃墜も西側の挑発の一環と見ている。
2.米国の独立系ジャーナリストはロシアに撃墜の動機がない。西側に同機はあると断言している。
3.ロシアと中国は事故発生時から客観的操作を主張し、事故を政治目的に使うなと西側に警告している。オバマは発生した途端にロシアを非難し始めた。良識ある人間はその行動を狂ってしまった人間の言動と観た。
4.事故当日、黒海で米の艦隊が演習していた。彼らは上空の詳細を認識していたはずだが、データを出さない。都合悪いから出さないと専門家は見ている。
5.ロシアは昨日自ら偵察衛星で撮ったデータを西側に出した。西側はそれを無視している。
今後、「真相」がどうなるか分かりません。過去のトラックレコードから判断してロシア真犯人説を米国は主張し続けると思います。オバマの貧しい頭には「勝てば官軍」なんでしょう。それにしても、朝日は何ですか?高給取りの記者がアホナ記事と社説を恥じらいもなく書いてますね。
1)誤射
ウクライナ政府軍か、親ロ派勢力 いずれかによる誤射の可能性が大きいと思います。
双方とも、マレーシア民間航空機を撃墜するメリットがありません。むしろデメリットしかありません。
その証拠に、互いに、互いの仕業と非難しています。
2)国際社会は、誤射として、冷静に対処すべきです。
ご指摘の通り、誰の仕業かも不明なのに、ロシアが糾弾されており、ロシア制裁が実行されています。
明らかにこれはおかしい。
中国は、せっかちにロシアを非難すべきでなく、冷静に対処せよ!と言っています。
これは正しい態度です。
3)ご指摘の通り、米国のネオコンがロシアに狙いをつけていると思います。
シリアへの参戦を、ロシア・プーチンの巧みな外交で頓挫させられたことから、ウクライナ政権を転覆させ、ロシアを追いこんでおこうという米国ネオコンの意図が見えます。
4)ロシア制裁の大合唱は危険です。ご指摘の通りだと思います。
軍事的対立、ウクライナ内戦化をもたらします。
(ID:18367902)
お話のように正当性はない。基本的に制裁は何か、また、制裁によって何を期待し、何が得られるかがわからず、多数で暴力をふるうやり方のように見えてならない。悪質なイジメでしかない。
常任理事国であり、核保有国であり、世界の紛争をロシアの協力なしに解決できない時に、ロシアを批判できるほど、米国が立派なことをしているのか。米国の悪行は列記すれば限りがない。中東の紛争は米国が情報戦を仕組み軍事兵器消化に使われたに過ぎない。中東の人々の人権無視もはなはだしい。イスラエルに目を向ければ、民間人をあれだけ殺戮しながらイスラエルを擁護している。制裁以上の行動をとらなければ、バランスがとれない。米国の論理に合わなければ、すべて抹殺しようとするギャング以外の何物でもない。
米国が悪行を尽くした、米国の近隣諸国をはじめ、南米諸国から徹底的に嫌われており、日本が近隣諸国から嫌われ、アジア各国から嫌われるのを避けるためにお金をばらまいている姿は、どこか似ているところがある。嫌われ者同士が、金の力で味方を得ようとする、ハゲタカのように擦り寄る国々、このようなあり方では、世界の安定平和が遠のくばかりではないか。