p_f のコメント

昨日、アンジェイ・ワイダの最新作「ワレサ-連帯の男」を観た。今ではポーランドでの評価も毀誉褒貶さまざまらしいが、当時そこで何が起き、ワレサ氏は何を成し遂げたのか、ど素人の私でもよく分かった。
監督曰く、この映画をまずは若者に観てほしい、ワレサは政治に参加するとはどういうことかを示す良い例だからと。また、ワレサ氏を「勇気、正直、ユーモアの人」と評しているそうだ。
映画の「ワレサ氏」は「指導者の本質とは?」と問われ、「腹をくくることだ。内にも外にもね。私は常にそうしてきた」と答えていた。
一方、今しがたNHKラジオ深夜便でこの映画を取り上げていたが、解説は背景説明ゼロ、上のような話も一言も出ず、ピント外れもいいところだった。以前、ゲバラを紹介したNHKのEテレも散々だったが、わざとそうしているのは見え透いている。権力側は「勇気、正直、ユーモアの人」、「腹をくくれる人」が増えては困るのである。「小説外務省」を広めていくしかない。

No.3 130ヶ月前

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