奥行きの深い論文であり、読みごたえがあります。特に大きな問題は、「候補者が金を追うのではなく、金が候補者を追う」という民主主義社会の大きな変質は、民主主義の基盤崩壊ととらえられるのではないか。 候補者が権益確保に奔走する時代でなく、お金持ちなるスポンサーが候補者を選択し、お金持ちの意に沿う政治を執行させるということである。極端にいえば、候補者は当選すれば、お金持ちの奴隷というか、ロボット化した人間にならざるを得ないということである。現実的には、ネオコンの支配下に於いて国内政治だけでなく、外交も行われかねないわけであり、権益確保のため、世界各国にデモから始まる混乱が戦争に拡大化している。米国の戦争は、必ず利権がからんでおり,逆に、利権が期待できないところには戦争が起きえないということでもあろうか。米国は民主主義国家というより、裏面的には、巨大資本による全体主義国家が形成されていると見るほうが的を射た言葉なのかもしれない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
奥行きの深い論文であり、読みごたえがあります。特に大きな問題は、「候補者が金を追うのではなく、金が候補者を追う」という民主主義社会の大きな変質は、民主主義の基盤崩壊ととらえられるのではないか。
候補者が権益確保に奔走する時代でなく、お金持ちなるスポンサーが候補者を選択し、お金持ちの意に沿う政治を執行させるということである。極端にいえば、候補者は当選すれば、お金持ちの奴隷というか、ロボット化した人間にならざるを得ないということである。現実的には、ネオコンの支配下に於いて国内政治だけでなく、外交も行われかねないわけであり、権益確保のため、世界各国にデモから始まる混乱が戦争に拡大化している。米国の戦争は、必ず利権がからんでおり,逆に、利権が期待できないところには戦争が起きえないということでもあろうか。米国は民主主義国家というより、裏面的には、巨大資本による全体主義国家が形成されていると見るほうが的を射た言葉なのかもしれない。