「しかし、ここに仕掛けが潜んでいる。米英は北方領土問題を残すことによって日ソ関係の進展を阻もうとしている。」という言及について。 じつは同様な企みは尖閣諸島に関しても合った模様。NYに本拠をおく中国語新聞、大紀元(英語名Epoch Times)(2012年9月7日付)によれば、かつて人民日報は1953年3月26日付(日本語版では1958年となっているが誤植らしい)で、米国が中国政府のラジオ放送になりすまして、中国外交部の公式見解として、「中国は琉球書とえへの主権を絶対に放棄しない」という「デマの情報」と広げていたと報じている。すなわち、その当時、米国と強烈に対抗していた中国政府は「米国の狙いは、日本への領土返還を求める沖縄人民の強い感情に水を差すためだ」と理解していたようである。そのような分析が果たして真実であるかどうかは不明だが、中国のその見解は興味深い。 なお、蛇足として今の日本人にとってもっと興味あるのは周恩来首相は1953年1月8日の人民日報において、「琉球諸島は…尖閣諸島や崎島諸島、大東諸島、沖縄諸島なんど7組の島からなっている」と書いているとのこと。 中国の著名な学者、呉祚来氏が「昔は米国帝国主義を孤立させるため、我が政府は釣魚島が日本のものと認めていたのではないか…かつては釣魚島を人に渡し、今度は国民を煽って取り戻させようとしている。国民をバカ扱いか」と2012年8月17日に発言したため、大騒ぎになっていると大紀元は報道している。面白いですね。
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孫崎享チャンネル
(ID:32175174)
「しかし、ここに仕掛けが潜んでいる。米英は北方領土問題を残すことによって日ソ関係の進展を阻もうとしている。」という言及について。
じつは同様な企みは尖閣諸島に関しても合った模様。NYに本拠をおく中国語新聞、大紀元(英語名Epoch Times)(2012年9月7日付)によれば、かつて人民日報は1953年3月26日付(日本語版では1958年となっているが誤植らしい)で、米国が中国政府のラジオ放送になりすまして、中国外交部の公式見解として、「中国は琉球書とえへの主権を絶対に放棄しない」という「デマの情報」と広げていたと報じている。すなわち、その当時、米国と強烈に対抗していた中国政府は「米国の狙いは、日本への領土返還を求める沖縄人民の強い感情に水を差すためだ」と理解していたようである。そのような分析が果たして真実であるかどうかは不明だが、中国のその見解は興味深い。
なお、蛇足として今の日本人にとってもっと興味あるのは周恩来首相は1953年1月8日の人民日報において、「琉球諸島は…尖閣諸島や崎島諸島、大東諸島、沖縄諸島なんど7組の島からなっている」と書いているとのこと。
中国の著名な学者、呉祚来氏が「昔は米国帝国主義を孤立させるため、我が政府は釣魚島が日本のものと認めていたのではないか…かつては釣魚島を人に渡し、今度は国民を煽って取り戻させようとしている。国民をバカ扱いか」と2012年8月17日に発言したため、大騒ぎになっていると大紀元は報道している。面白いですね。