> 一言でいうと、「権力の側にいたい。」。厳しい言葉でいうと奴隷根性である。 こう言って頂くと非常にスカッとしますが、日本社会の縮図の会社生活等で、このようにハッキリ会社なり、あるいは上司、同僚等を批判すれば白眼視は免れません。 組織人としての自覚が足りない、子供のようなことを言うな、ずいぶん偏った考えを持っているようだ、etc. もちろん、そんな場面を問題にするのは、そのまま屈してしまえば、何かこれ以上座視できない理不尽な状況に甘んずることになるケースですが。 そして、屈するか、逆らうかという選択を迫られるわけです。 私など平凡なサラリーマンにとっては「逆らう」のはけっこう高くつきます。 しかし、例えばベトナムでは「自由と独立の精神ほど尊いものはない」と言って米国相手に捨て身の戦争をしたのですから、高くついても屈しない方を選ぶかどうか、これはもう「生き方」の好みの問題なのでしょう。 「戦後史の正体」のこの引用箇所こそ、中学、高校の教科書にもしっかり載せて欲しいですね。若い人たちに奴隷根性が染み付く前に。
チャンネルに入会
フォロー
孫崎享チャンネル
(ID:18471112)
> 一言でいうと、「権力の側にいたい。」。厳しい言葉でいうと奴隷根性である。
こう言って頂くと非常にスカッとしますが、日本社会の縮図の会社生活等で、このようにハッキリ会社なり、あるいは上司、同僚等を批判すれば白眼視は免れません。
組織人としての自覚が足りない、子供のようなことを言うな、ずいぶん偏った考えを持っているようだ、etc.
もちろん、そんな場面を問題にするのは、そのまま屈してしまえば、何かこれ以上座視できない理不尽な状況に甘んずることになるケースですが。
そして、屈するか、逆らうかという選択を迫られるわけです。
私など平凡なサラリーマンにとっては「逆らう」のはけっこう高くつきます。
しかし、例えばベトナムでは「自由と独立の精神ほど尊いものはない」と言って米国相手に捨て身の戦争をしたのですから、高くついても屈しない方を選ぶかどうか、これはもう「生き方」の好みの問題なのでしょう。
「戦後史の正体」のこの引用箇所こそ、中学、高校の教科書にもしっかり載せて欲しいですね。若い人たちに奴隷根性が染み付く前に。