日本奴隷国家論、非常に共感します。「永遠の0」で描く、零戦操縦士(旧軍人)の復権・評価、と日米同盟をバックにした自衛隊の「再評価」が鮮明につながります。 いづれにしろ、明治維新以降、日本の近現代史が、脱亜入欧、富国強兵を国是とする帝国主義国家(侵略国家)であり、同じ帝国主義国家アメリカに敗れ、その従属国になった流れからして、戦後、日本が生殺与奪の権を奪われた”奴隷国家”に成り下がったわけも判る気がする。本来の戦後処理では、講和によって国家主権が回復され、独立国家として保障されるべきであったのだろうが。 ただ、日本の「支配者」(軍人・官僚)が、戦前・戦後を跨いで、生き続けていると言う”現実”こそ、今再認識すべきと思う。そして、その「支配者」が、アメリカの力を背景に、国民をアメとムチでうまく統治し続けていると言う現実である。その戦前から続く被支配の構図こそ、現在においても、「脱亜入欧」「媚米侮亜」の根強い国民意識を醸成し、”お上に楯突かない”、市民的人権意識、当事者意識の欠如を齎している。なお、その土壌を巧妙に重層的に作り上げているのが、メデイアによる情報空間創作である。この深奥な国民意識を認識して、ものを考えないときっとことは進まない気がする。
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孫崎享チャンネル
(ID:34798218)
日本奴隷国家論、非常に共感します。「永遠の0」で描く、零戦操縦士(旧軍人)の復権・評価、と日米同盟をバックにした自衛隊の「再評価」が鮮明につながります。
いづれにしろ、明治維新以降、日本の近現代史が、脱亜入欧、富国強兵を国是とする帝国主義国家(侵略国家)であり、同じ帝国主義国家アメリカに敗れ、その従属国になった流れからして、戦後、日本が生殺与奪の権を奪われた”奴隷国家”に成り下がったわけも判る気がする。本来の戦後処理では、講和によって国家主権が回復され、独立国家として保障されるべきであったのだろうが。
ただ、日本の「支配者」(軍人・官僚)が、戦前・戦後を跨いで、生き続けていると言う”現実”こそ、今再認識すべきと思う。そして、その「支配者」が、アメリカの力を背景に、国民をアメとムチでうまく統治し続けていると言う現実である。その戦前から続く被支配の構図こそ、現在においても、「脱亜入欧」「媚米侮亜」の根強い国民意識を醸成し、”お上に楯突かない”、市民的人権意識、当事者意識の欠如を齎している。なお、その土壌を巧妙に重層的に作り上げているのが、メデイアによる情報空間創作である。この深奥な国民意識を認識して、ものを考えないときっとことは進まない気がする。