政府は必ず嘘をつくーアメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること 堤 未果 この本の「おわりに」のところから一部抜粋させていただきます。 震災の1ヶ月前に出演したNHK総合テレビの「課外事業 ようこそ先輩」を思い出した。私の母校和光小学校の小学生が描いた「幸せな未来」のイメージだ。 自分が将来暮らしたい社会を創造し、その国のリーダーになったつもりで憲法前文を書いてみる。私の出した課題について、小さな後輩たちは一生懸命自分の頭で考え、街に出て大人たちに取材をし、グループで真剣に話し合って彼らだけの前文を書き上げた。 「そこでは、みんなが安心して暮らせ、毎日家族一緒に安全でおいしいご飯を食べ、学校には笑い声が響き、一人ぼっちで寂しい人は一人もいなく、動物が大事にされ、世界から信頼され、知らない人同士が「ありがとう」と言い合える。そんな幸せな国をつくることを、ここに誓います。」 それを聞いたとき、胸がいっぱいになってしまった。 教えられるのは、私たち大人の方なのだ。 引用ここまで 自民党の憲法改正案よりどれくらい崇高なことでしょう。 こんなリーダーにこそ国を託したいと思うのは私だけでしょうか。 9.11以降のアメリカ合衆国が失われた10年と言われているのは、 一例として、2001年の国防費が4000億ドル、2011年の時点で7246億ドルなんと、3000億ドルも増えてしまっているんです。 その分社会保障費が軒並み減らされてしまったわけです。 戦争をすれば一部の人たちは大儲けできます。でも、それは戦費を税金という形で全国民から搾り取り、戦争にかかわる企業にそれを移していくというものです。 日本も3.11以降同じ道をたどっているように思えます。 子供たちに残す「日本」は自民党が取り戻した「美しい日本」ではなく、 子供たちの作った憲法前文の「日本」で有りたいと切に願います。
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政府は必ず嘘をつくーアメリカの「失われた10年」が私たちに警告すること
堤 未果
この本の「おわりに」のところから一部抜粋させていただきます。
震災の1ヶ月前に出演したNHK総合テレビの「課外事業 ようこそ先輩」を思い出した。私の母校和光小学校の小学生が描いた「幸せな未来」のイメージだ。
自分が将来暮らしたい社会を創造し、その国のリーダーになったつもりで憲法前文を書いてみる。私の出した課題について、小さな後輩たちは一生懸命自分の頭で考え、街に出て大人たちに取材をし、グループで真剣に話し合って彼らだけの前文を書き上げた。
「そこでは、みんなが安心して暮らせ、毎日家族一緒に安全でおいしいご飯を食べ、学校には笑い声が響き、一人ぼっちで寂しい人は一人もいなく、動物が大事にされ、世界から信頼され、知らない人同士が「ありがとう」と言い合える。そんな幸せな国をつくることを、ここに誓います。」
それを聞いたとき、胸がいっぱいになってしまった。
教えられるのは、私たち大人の方なのだ。
引用ここまで
自民党の憲法改正案よりどれくらい崇高なことでしょう。
こんなリーダーにこそ国を託したいと思うのは私だけでしょうか。
9.11以降のアメリカ合衆国が失われた10年と言われているのは、
一例として、2001年の国防費が4000億ドル、2011年の時点で7246億ドルなんと、3000億ドルも増えてしまっているんです。
その分社会保障費が軒並み減らされてしまったわけです。
戦争をすれば一部の人たちは大儲けできます。でも、それは戦費を税金という形で全国民から搾り取り、戦争にかかわる企業にそれを移していくというものです。
日本も3.11以降同じ道をたどっているように思えます。
子供たちに残す「日本」は自民党が取り戻した「美しい日本」ではなく、
子供たちの作った憲法前文の「日本」で有りたいと切に願います。