米国がある程度反発するであろうことは想定内のことかもしれないが、それ以上に己の信条として26日に参拝することには彼にとって重要な意味があったようで、彼なりに「期」をみての対策もしていたように観えます。しかし「機」を観えてはいなかったようです。 安倍首相の愛読書は吉田松陰の『留魂録』だそうです。安政の大獄で処刑されたこの吉田クンですが、罪状は老中暗殺を画策したことにあるのであって、下田で黒船に乗り込もうとしたのではないことは学校教育では教えられないからあまり知られていないようです。 安倍さんも読んでいる 吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫) 古川 薫 (2002/9/10) の解説を読まれたし。 堂々と白状すれば、死罪は確定したとしても聞く者は判ってくれるだろうと思っていたらしい。(江戸時代の刑法では罪を認めないと死罪を執行できなかったし、韓国とは異なり、同じ罪状で何度も処罰する伝統は日本にはないことです。) 対談などで彼が吉田クンに言及する時には「松蔭先生」であり、また彼の名前は高杉晋作の「晋」を採って付けられたもの。長男なのに「三」が付くのは同じく三男えはない金詠三元韓国大統領のように「三」がお慶い数だからなのか? 安倍晋三という人物を理解するには吉田クンを知らなければならない。おそらくは憲法改正を倒幕に準えていよう。 彼にとってはそれが宗教なのだから、抱合い心中に喩えられるひたすらなる対米従属はその為の方便だと思われます。 以下は垂加神道が吉田クンに影響したことを知る上での必読書です。 http://deisui.pepper.jp/category/歴史コラム/山県大弐の生涯/ 残念ながらまだKindleでしか出ていないようです。 松下村塾はテロリストの養成期間という面を持っていた。 おそらくは安倍晋三が岸信介のDNAを受け継いでいないことを見抜いておられた孫崎さんを除く多くの人々の理解とは異なり、彼の頭の中にあるのは岸元総理の孫であることではなくて、長州の流れを汲む己を保守本流として位置づけて憲法改正を己の歴史的使命と考えているということです。岸信介氏が対米従属を脱すべく試みていたことよりも日米安保を決めたことによって己を日米安保の家元という意識でいるのだと想像出来ます。また小泉内閣から新自由主義的な枠組みを下駄屋之平蔵(gETAyaNO HEIZOU:竹中)ごと受け継いだ。安倍総理はおそらく竹中の内心にあるもの(日本のグレートリセットによる部落解放)には全く関心を持っていない筈です。衣食住に不自由した経験など全くなく、想像力も欠いているから日本国民の生活にも。つまり彼は地に脚がついていない幽霊だから。お腹を刺激する食べ物を避けるということくらいか。H.ヒムラー長官と同じく本質的に優しくて親切で弱い人間だから、強いという観念に勝手な思入れをする。 岩倉具視の偽錦旗で勝って官軍となった長州藩は水戸学や垂加神道の影響で勝手な思入れをしていた吉田松陰や真木和泉守(水天宮の神官だから一般の武士が到底貰えないような上級旗本並みの官位を貰っていた)に引き摺られて動いていたわけですが、勝手な思入れということは安倍晋三に繋がっている。国民がどう思っているかなどはどうでもよいもです。無論のこと生身の天皇の意思も。 対米従属を盛り込んだ自民党改憲案2012が時の政権を国民と天皇から護る仕組みを備えつつ天皇を傀儡化するといっった不敬極まる代物(もはや謀反の類)であることは国事行為に関する現行憲法の「助言と承認」(平安時代以来の関白の仕事)を内閣の「進言」(それ以外はできない)によるとして執拗に書き換えていることでお判りだと想います。 左翼系の一部で現行憲法を宗教としている人々以外には天皇を「元首」と規定することなど、別に問題でもなんでもないことです。 孫崎さんが指摘しておられるように、安倍総理は天皇の意思を尊重するのではなくして利用しようとしているだけであり、特定機密保護法によって今上天皇を愚弄することは亊ここに極まれりといった状態になってきている。 供養の為にBC級戦犯の靖国神社への合祀を積極的に行ったがA級戦犯には消極的で保留していた故筑波藤麿宮司(皇族出身の元侯爵)が1965年(昭和40年)に戊辰戦争や西南の役の「賊軍」や対外戦争での外国の戦没者をも供養の対象として作らせた鎮霊社というものがあるのですが、これは最近迄「テロ防止」の名目で公開されていなかった施設です(しかし最もテロの対象にならない施設です)。 誰かの入知恵で安倍首相はそこにも参拝したようです。アメリカのご機嫌を損じないようにする方策として勝手な思入れでをしたようだ。そんな小手先のごまかしはたとえ事前に伝えてあっても相手には絶対に通じない。アメリカの正当性を否定することに繋がることでもあるから。 以下もみてください。 http://www.nippon.com/ja/in-depth/a02404/ 明治維新で日本を破壊した〔孝明天皇への〕逆賊長州の亡霊が明治維新でも壊れなかった部分を壊そうと蘇って来た構図です。しかし破局をもたらす前に、ひょとしたらあれはムンクの『叫び』のような形相で周囲の人間の中のネズミたちと共にもうじき退場に到るかもしれない。
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米国がある程度反発するであろうことは想定内のことかもしれないが、それ以上に己の信条として26日に参拝することには彼にとって重要な意味があったようで、彼なりに「期」をみての対策もしていたように観えます。しかし「機」を観えてはいなかったようです。
安倍首相の愛読書は吉田松陰の『留魂録』だそうです。安政の大獄で処刑されたこの吉田クンですが、罪状は老中暗殺を画策したことにあるのであって、下田で黒船に乗り込もうとしたのではないことは学校教育では教えられないからあまり知られていないようです。
安倍さんも読んでいる
吉田松陰 留魂録 (全訳注) (講談社学術文庫) 古川 薫 (2002/9/10)
の解説を読まれたし。
堂々と白状すれば、死罪は確定したとしても聞く者は判ってくれるだろうと思っていたらしい。(江戸時代の刑法では罪を認めないと死罪を執行できなかったし、韓国とは異なり、同じ罪状で何度も処罰する伝統は日本にはないことです。)
対談などで彼が吉田クンに言及する時には「松蔭先生」であり、また彼の名前は高杉晋作の「晋」を採って付けられたもの。長男なのに「三」が付くのは同じく三男えはない金詠三元韓国大統領のように「三」がお慶い数だからなのか?
安倍晋三という人物を理解するには吉田クンを知らなければならない。おそらくは憲法改正を倒幕に準えていよう。
彼にとってはそれが宗教なのだから、抱合い心中に喩えられるひたすらなる対米従属はその為の方便だと思われます。
以下は垂加神道が吉田クンに影響したことを知る上での必読書です。
http://deisui.pepper.jp/category/歴史コラム/山県大弐の生涯/
残念ながらまだKindleでしか出ていないようです。
松下村塾はテロリストの養成期間という面を持っていた。
おそらくは安倍晋三が岸信介のDNAを受け継いでいないことを見抜いておられた孫崎さんを除く多くの人々の理解とは異なり、彼の頭の中にあるのは岸元総理の孫であることではなくて、長州の流れを汲む己を保守本流として位置づけて憲法改正を己の歴史的使命と考えているということです。岸信介氏が対米従属を脱すべく試みていたことよりも日米安保を決めたことによって己を日米安保の家元という意識でいるのだと想像出来ます。また小泉内閣から新自由主義的な枠組みを下駄屋之平蔵(gETAyaNO HEIZOU:竹中)ごと受け継いだ。安倍総理はおそらく竹中の内心にあるもの(日本のグレートリセットによる部落解放)には全く関心を持っていない筈です。衣食住に不自由した経験など全くなく、想像力も欠いているから日本国民の生活にも。つまり彼は地に脚がついていない幽霊だから。お腹を刺激する食べ物を避けるということくらいか。H.ヒムラー長官と同じく本質的に優しくて親切で弱い人間だから、強いという観念に勝手な思入れをする。
岩倉具視の偽錦旗で勝って官軍となった長州藩は水戸学や垂加神道の影響で勝手な思入れをしていた吉田松陰や真木和泉守(水天宮の神官だから一般の武士が到底貰えないような上級旗本並みの官位を貰っていた)に引き摺られて動いていたわけですが、勝手な思入れということは安倍晋三に繋がっている。国民がどう思っているかなどはどうでもよいもです。無論のこと生身の天皇の意思も。
対米従属を盛り込んだ自民党改憲案2012が時の政権を国民と天皇から護る仕組みを備えつつ天皇を傀儡化するといっった不敬極まる代物(もはや謀反の類)であることは国事行為に関する現行憲法の「助言と承認」(平安時代以来の関白の仕事)を内閣の「進言」(それ以外はできない)によるとして執拗に書き換えていることでお判りだと想います。 左翼系の一部で現行憲法を宗教としている人々以外には天皇を「元首」と規定することなど、別に問題でもなんでもないことです。
孫崎さんが指摘しておられるように、安倍総理は天皇の意思を尊重するのではなくして利用しようとしているだけであり、特定機密保護法によって今上天皇を愚弄することは亊ここに極まれりといった状態になってきている。
供養の為にBC級戦犯の靖国神社への合祀を積極的に行ったがA級戦犯には消極的で保留していた故筑波藤麿宮司(皇族出身の元侯爵)が1965年(昭和40年)に戊辰戦争や西南の役の「賊軍」や対外戦争での外国の戦没者をも供養の対象として作らせた鎮霊社というものがあるのですが、これは最近迄「テロ防止」の名目で公開されていなかった施設です(しかし最もテロの対象にならない施設です)。
誰かの入知恵で安倍首相はそこにも参拝したようです。アメリカのご機嫌を損じないようにする方策として勝手な思入れでをしたようだ。そんな小手先のごまかしはたとえ事前に伝えてあっても相手には絶対に通じない。アメリカの正当性を否定することに繋がることでもあるから。
以下もみてください。
http://www.nippon.com/ja/in-depth/a02404/
明治維新で日本を破壊した〔孝明天皇への〕逆賊長州の亡霊が明治維新でも壊れなかった部分を壊そうと蘇って来た構図です。しかし破局をもたらす前に、ひょとしたらあれはムンクの『叫び』のような形相で周囲の人間の中のネズミたちと共にもうじき退場に到るかもしれない。