oldjap のコメント

>>5
のぶたろうさん、「Oldjapさんにしては珍しくAffirmativeなコメントですね」と仰るが、それは単に孫崎氏が「珍しく」私が常日頃思っている通りとほぼ同意見を述べているからに過ぎません。「ご意見はいささかNegative/Passiveな印象を与え」ると仰るが、もし、私が駐日彼我の状況を正しく理解しているとすればNegative/Passiveになるのは当然。一方、あなたは「甘いですかね」という疑問でご自分の投書を締めくくっていますが、私はあなたのご意見に概ね賛成です。ただし、「正々堂々と」なんて気持ちやそれを表す態度で必要以上に自分を大きく見せるべきではないでしょう。もし米中が一流国と仮定すれば(中国はエネルギー、食料、水、酸素の消費量が大きい、すなわち人口が大きいー文字どおり big mouth, 口先だけのー 国に過ぎず、現時点で人類にとって新しい文明や新思想を提供していない、いわば大男、総身になんとかという国にすぎません。今後半世紀で変われば別ですが。一方、米国には世界中の叡知と悪企みが集結している、看板通りの大国です)、日本は中の上の国ですから、それなりに穏やかで、かつ、皮肉で、冷やかな態度で中国には接すべきでしょう。日本がアジアの国として初めて欧米の文明を吸収消化して自己の文明としてから、それを中韓に、さらには東南アジアに伝達して今の東アジアがあることの自信はあくまでも内に秘め、表向きはやや低姿勢で相手を持ちあげつつ、言いたいことを論理的に伝えて、論理の力で相手から同意を引き出すことです。ADIZ (Air Defense Identification Zone)は、相手国がその防衛能力に応じて勝手に決めるもの(すなわちADIZが広いことは、監視能力、対抗処置能力が低いことを意味します。レーダーや監視衛星の能力が高く、対抗手段としての対空ミサイルや防空戦闘機、沿岸警備艦船の能力が高ければ狭くてもよい)です。日本としては、民間航空機の安全保障と、領土係争区域、すなわち尖閣諸島区域の相互の軍用機の取扱さえ、具体的な取り決めだできれば良い問題で、そういう具体的な要求をだすべきで、グローバル戦略てきなことは日本は完治せず、米国に任せればよいでしょう。もちろん、中国と労使協議的、粘り強い理論闘争をする覚悟は必要です。

No.7 132ヶ月前

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