oldjap のコメント

孫崎サンは「事故への対応、使用済み燃料の処理等を計算すれば、原発は最も高くつくエネルギー」と仰るが、原発維持推進論者たちが計算している事故への対応、使用済み燃料の処理費用の計算を検討したことがありますか?ご参考までにその1つを以下にコピーして示します。(すなわちコピペ:))
<小泉氏のよくある錯覚>
小泉氏は「福島第一の事故で原発が高くつくことが分かった」と言っているが、これは錯覚である。原発事故の処理費用はすでに発生したサンクコストなので、今後の原発のコストにそのまま乗せてはいけないのだ。
建設コストは確率1で発生するが、事故のリスクは今後、1000年に1度クラスの地震が来て同じように津波で浸水し、同じように全電源が失われる事故が起こるかどうかという確率的な期待値だから、確率で割り引く必要がある。
原発事故のコストを最大限に見積もって10兆円とし、同じ規模の地震が今後1000年に1度起こるとすると、そのリスクは10兆円÷1000=100億円/年。これを原発の年間発電量(250TWh=2500億kWh)で割ると、0.04円/kWh。100年に1度としても0 .4円で、コスト推計の誤差の範囲内である。

一方で、除染がなぜ必要なのか、いったい福島第一で起きたことでだれが何人死んだり、難病にかかったりしたか、それと同じ根本原因(地震と津波)で原発に関係なく2万人が死に、また無数の人々が家と職場を失ったことと、原発の影響との正当な比較が行われておらず、津波で巨大な堤防が破壊されたこと、2万人の死亡については全く反省論がないことは、不思議である。一方では、東電と行政府の原発事故に対応する責任論は非常に盛んである。そのアンバランスを指摘しても、論理的な説明は返ってこない。

原発と巨大堤防の二つはいずれも技術が未熟だったために自然の力で破壊されたといってよい。すべての科学技術はよく知られている世に失敗と改善の過程を経て進歩するものである。科学技術を理解しない者だけが、一回の失敗で自然の力にひれ伏すが、彼ら自身、科学技術の恩恵を受けていることを忘れている。科学技術は人間が好奇心を失わない限り、いくら抵抗勢力があっても進歩を続けるだろう。

小泉氏は単なる道化者、まあ、よく言ってもアジテーションだけが得意な典型的な小粒の政治家である。世界的の政治家の仲間には入れない。安部氏は世界に影響を及ぼしている点では、もしかすると世界史の小さな挿話として残るかも。

No.4 134ヶ月前

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