リベラルというと、平和主義者のイメージがある。
 しかし、“リベラル”、人道主義的立場にいながら、米国の軍事介入を強く主張するグループがいる。
 世界の各地には、非人道的政策を行っている政府がある。その政権を人道主義的見地にたって、軍事介入をすることが正当だとするものである。
 米国学者ウォルトがフォーリン・ポリシーにこの論調の論文「リベラル帝国主義の10のサイン(Top 10 warning signs of 'liberal imperialism)を掲載している。以下主要論点次のとおり。
・リベラル帝国主義者はネオコン(外交において自由主義覇権論をとなえ独裁政権の直接の武力介入による転覆などを擁護する急進的な集団をさす)よりも優しい様相を示す。
・彼らはネオコンと同じように世界における政治面、人道面で間違ったことがあれば正すのが米国の責務だ。
・彼らはリビヤやアフガニスタンヤシリアで誰が統治す