確かに両事件には類似性が厳然としてあります。しかし、その環境はどうでしょうか? ケネデイーのケースは、カストロの軍事的転覆と北越攻撃に大権保有者であるケネデイーが否定的でした。内部の推進派はその弱腰を批判してました。 一方、安部氏は当時勃発したウクライナ戦争ではプーチンよりでしたが、その時、既に首相の座を辞し、後継の岸田氏が反ロシアを鮮明に出していて、安部氏がターゲットになる可能性は極端にゼロに近いと言えましょう。ただ、令和への元号改定に安部氏が踏み切ったことに神道過激派が不満を募らせていたのです。一介の政治家になったとはいえ、彼はこと内政では隠然たる勢力を有していたのです。 以上のように整理しますと、両事件とも犯行要因は内部にあると思われるのです。 尚、ケネデイーの場合、KGBやカストロが暗殺したと米国内外で噂されましたが、煙幕でしょう。安部氏の場合、私も一瞬、CIAか?と疑いましたが、そうではないと思うようになってます。
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孫崎享チャンネル
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(ID:19005377)
確かに両事件には類似性が厳然としてあります。しかし、その環境はどうでしょうか?
ケネデイーのケースは、カストロの軍事的転覆と北越攻撃に大権保有者であるケネデイーが否定的でした。内部の推進派はその弱腰を批判してました。
一方、安部氏は当時勃発したウクライナ戦争ではプーチンよりでしたが、その時、既に首相の座を辞し、後継の岸田氏が反ロシアを鮮明に出していて、安部氏がターゲットになる可能性は極端にゼロに近いと言えましょう。ただ、令和への元号改定に安部氏が踏み切ったことに神道過激派が不満を募らせていたのです。一介の政治家になったとはいえ、彼はこと内政では隠然たる勢力を有していたのです。
以上のように整理しますと、両事件とも犯行要因は内部にあると思われるのです。
尚、ケネデイーの場合、KGBやカストロが暗殺したと米国内外で噂されましたが、煙幕でしょう。安部氏の場合、私も一瞬、CIAか?と疑いましたが、そうではないと思うようになってます。