中庸左派 のコメント

何故か「三国人」とか、やたらと中国や韓国等を敵視する連中がいる。偏向した嫌中、嫌韓、嫌露の日本人が散見される。こういう、理屈でなく、感情的な隣国敵視がなぜ生じるのか?私はいつも不思議に思っている。

少なくとも、歴史的には日本は隣国に対して、侵略植民地支配の加害責任があり、それを認識し、語り継ぐ必要がある。ただ、さりとて、これは今を生きる日本人の法的な責任であるわけではない。現代の日本国民に具体的な加害国としての責任があるはずもない。あくまで、歴史的事実の受け入れと継承、という道義的な次元の話に止まる。

しかし、日本人として負の歴史を受容し、直視することはストレスになり得るだろう。まして、被害国から敵視や謝罪等を要求されたなら、困惑することもあろう。このため、侵略植民地支配という負の歴史を直視したくない層として、負の歴史を正当化したり、開き直ることで、逆に被害国に対して居丈高な態度に出る心理機制が働くムキがあるように見える。

私は、このような心理が嫌中、嫌韓、嫌露だと考えている。しかし、侵略植民地支配を正当化することは出来ないし、美化もできないのだから、謙虚に自国の負の歴史を受け入れ、教訓とするべきであろう。

私自身は、今を生きる日本人として、被害国に反省や謝罪を語るより(勿論、日本国としての反省や謝罪の姿勢に反対するものではない)、二度と繰り返さない教訓として受け入れることが大事だと考えている。日本は戦争の惨禍や侵略をしてはならない。従って、反戦平和こそが今を生きる日本人のとるべき姿勢であると信じている。

一方、今を生きる被害国民は、今を生きる日本人に法的な責任を要求することはできないのも当然だ。だから、一国民レベルで反省や謝罪という「責任追及」はあり得ない。一国民として隣国の人達とは、相互にただただ友好関係だけを追及するのみである。

そうした国民的な友好関係の延長に国家間関係は構築させるべきなのだから、隣国とは友好関係を築くべきなのである。

No.8 21時間前

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