トランプは1960年代から1970年代の工業大国だった米国に強いノスタルジアを有しているように見えて仕方ありません。故にトランプにとっては現代中国は自分の理想像に近く羨ましい存在と言えます。彼が中国に対して嫉妬に近いものを持っていても不思議ではありません。 中国は米国の偉大な経済学者ミルトン・フリードマンの直々の指導を得ると同時に日本の通産省の工業政策を学び経済成長を遂げたのです。中国共産党は中国を「特色ある社会主義国」と定義してます。その骨子は新自由主義の更なる普及にあります。中国のその姿は米国のロックフェラー財団が中国共産党に置き換わったと言っても間違いとは言えません。ただ違うのは中国共産党が理性を行動原理にしていることです。利殖主眼の財団とは根本的に違います。中国共産党は理性を行動原理にしてますから、政治、経済、金融、防衛政策に於いては企画から実施まで人工知能に置き換えることも視野に入れてます。 トランプの嫉妬心は中国と戦争を視野に入れたバトルに発展する可能性は大です。中国共産党は理性の集団ですから、感情的なトランプは勝てません。比較的に合理的なイーロン・マスクや工業主義のバンスがトランプのそのような邪気を払ってくれるだろうと私は期待してます。
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孫崎享チャンネル
(ID:19005377)
トランプは1960年代から1970年代の工業大国だった米国に強いノスタルジアを有しているように見えて仕方ありません。故にトランプにとっては現代中国は自分の理想像に近く羨ましい存在と言えます。彼が中国に対して嫉妬に近いものを持っていても不思議ではありません。
中国は米国の偉大な経済学者ミルトン・フリードマンの直々の指導を得ると同時に日本の通産省の工業政策を学び経済成長を遂げたのです。中国共産党は中国を「特色ある社会主義国」と定義してます。その骨子は新自由主義の更なる普及にあります。中国のその姿は米国のロックフェラー財団が中国共産党に置き換わったと言っても間違いとは言えません。ただ違うのは中国共産党が理性を行動原理にしていることです。利殖主眼の財団とは根本的に違います。中国共産党は理性を行動原理にしてますから、政治、経済、金融、防衛政策に於いては企画から実施まで人工知能に置き換えることも視野に入れてます。
トランプの嫉妬心は中国と戦争を視野に入れたバトルに発展する可能性は大です。中国共産党は理性の集団ですから、感情的なトランプは勝てません。比較的に合理的なイーロン・マスクや工業主義のバンスがトランプのそのような邪気を払ってくれるだろうと私は期待してます。