中庸左派 のコメント

栄華からのあっという間の没落という意味では、邯鄲の夢を想起させるカンジもある。

何故、秦剛氏が失脚したのか、私が知るよしもないのだが、仮に不倫などという極めて俗事といおうか、煩悩にまみれた卑近な行為により、足を掬われたのなら、私のような不倫とも出世とも縁遠い凡夫には、些か面白く思う。ナントマァ、お疲れ様でした、みたいな声を思わずかけたくなるエピソードだ。

それにしても、不倫というのはスキの発生しやすい、リスクの高い行為ではないかと思われるのだが、一方、儀典長時代の秦氏は微にいり細を穿つ仕事振りだったようだ。親分肌とは程遠い、やたらと細かい上に全て把握しないと気が済まない執着ぶり、部下ともうちとけない仕事のスタイルを、秦氏と仕事をしたベラルーシの元外交官が報告している。

https://thechinaproject.com/2023/07/28/qin-gang-the-meteoric-rise-and-sudden-fall-of-chinas-missing-fm/

秦氏は、個人的には一緒に仕事をしたくないタイプに思える。しかし、スキなく抜かり無い仕事振りがスピード出世の原動力であったなら、煩悩のままに不倫に走りスピード失脚したチグハグぶりが面白く思える。

No.2 3ヶ月前

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