中庸左派 のコメント

>東京は生活コストの高さなどから出生率が低い傾向があり、地方からの若い女性の東京流入が、日本全体の少子化に拍車をかける構図となっている。

子ども子育て支援に、中央政府、地方政府が予算を振り向けることに賛成である。日本の社会支出はまだまだ高齢者関係の方に偏っている。

勿論、ほとんどの日本人はいずれ、後期高齢者になるのだから、手厚い高齢者福祉に反対ではないし、私自身、恩恵も受けている。

しかし、少子化対策には財源を子育て支援に振り向けることは不可欠だろう。私としては、シングル家庭への支援も大事だと考える。父母協力による子育ては当然あるべき姿だが、人生には不幸はありうるから、シングル親が、父母家庭に劣らない子育てができることは大事ではないか?

その意味では、非正規雇用の問題や安心安定して働き続けられる労働環境の構築など、「給付」だけでない、社会政策が問われていると考えている。

社会政策のあらゆる分野から、子育て中のあらゆる世帯に支援がなされるべきだ。

その上で、以下、日頃、子育てに関して私が思うところを述べたい。

基本的に子育ては都市が適していると考えている。保育園、幼稚園、義務教育から高校、大学とこうした教育の基盤は都市部に集積している。

医療、福祉についても施設は都市部にある。

特に、大学等の高等教育の有無が生涯年収に直結する。子の将来を思うなら、何らかの高等教育機会は保障したいものだ。その上で、本人がどうするかは、別次元の問題だろう。

そうでなく、端から山奥暮らし故に、都市部の高等教育機関には通学不可、みたいなことは、出来れば避けた方がよいのではなかろうか?あくまで、一般論だが、親は子の将来を出来るだけ、制約しないほうがよいのでは?と思う。

そう考えると、雇用機会に比較的恵まれ、子育て環境が整っている都市部に女性が集まるのは、合理的な流れだと考える。そうした女性達が都市部で活躍しながら、夫とともに家族的責任を分かち合い、子育てする姿が理想のように思える。

No.3 3ヶ月前

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