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RT 28 May, 2024

ロシア、バイデン氏の「米国は第二次世界大戦に勝利した」という主張を非難
https://www.rt.com/news/598333-biden-ww2-us-antonov/

このような発言は「心理戦」の一部である、と駐ワシントンDC大使は述べた-

アナトリー・アントノフ駐ワシントン・ロシア大使は、ジョー・バイデン米大統領による、第二次世界大戦の勝利は米国のおかげであるという主張に対し、モスクワは歴史を歪曲するあらゆる試みと戦うと言い渡した。

バイデン大統領は戦没者追悼記念日に首都のアーリントン墓地を訪れ、戦死した米軍兵士に敬意を表し、無名戦士の墓に花輪を捧げた。大統領は集まった人々に対し、墓地に埋葬されている軍人たちは「歴史上のあらゆる主要な紛争」で戦い、とりわけ「ファシズムの打倒」を成し遂げたと語った。1944年6月6日、米兵は「ノルマンディーの海岸に上陸し、大陸を解放し、文字通り世界を救った」と同大統領は主張した。

大統領の発言はワシントンによるキャンペーンの一環である、とアントノフ大使は月曜日にテレグラムに書いた―それは、ロシアでは大祖国戦争(1941年6月-1945年5月)と呼ばれるこの戦いにおいて「ファシストを粉砕したソ連の決定的な役割を あざけって軽視し、更には否定する」ことを目的としたものだ―とした。

「ナチス・ドイツとその衛星国との闘いで、我々以上に耐え忍んだ国は世界に一つもない。欧州のほぼ全てが、大祖国戦争の戦場で赤軍と戦った。これらの事実は否定できない」と同氏は述べた。

同大使によれば、バイデン氏をはじめとする米国の政治家たちの主張は、ワシントンとモスクワの関係の現況に左右されるものだという。「このような偽情報はロシアに対する心理戦の一部である。我々はそれに対抗し、歴史の歪曲を許さない」と大使は約束した。

「(ナチスとの戦いで)我が国民が2700万人の命を犠牲にしたことを世界に忘れさせない。ベルリンの国会議事堂の頂上に戦勝旗を掲げたのはソ連兵だった」とアントノフ大使は指摘した。

ロシア外務省も月曜日の声明でバイデンの主張についてコメントし、「キエフのネオナチ政権に資金を提供し、武器を供給している者たちが、ナチズムに勝利したソ連の人々に感謝の念を抱くと期待するのは変な話だったろう」と述べた。「米国例外主義」を推進することで、ワシントンは実際には「自国の反ファシズムの過去に対する裏切り」を犯している、と同省は述べた。

現在ロシアの安全保障理事会の副議長を務めるドミトリー・メドベージェフ元ロシア大統領は火曜日、タス通信に対し、81歳のバイデン氏による、米国が第二次世界大戦に勝利したという発言は「痴呆症ではなく、歴史を書き換えようとする意識的なものだ。我が国に対するキャンペーンの一環だ」と語った。

No.6 5ヶ月前

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