イスラムの世界は、サウジを中心とするアラブ世界とイランを中心とするペルシャ世界に区分できる。 アラブ世界はUAE等石油産出富裕国とシリア、パレスティナなど貧困国にに区分され、そこにイスラエルとイランの存在がアラブ世界を複雑な勢力争いを助長している。 アラブの石油産出富裕国は、資本主義系であり、米国・西欧に親近感があり、アラブの貧困国はイランの影響をあらゆる面で受けている。 このような中で、「対中対サウジ関係は不透明」とイラン元外相は現実問題を喝破している。 アラブの富裕国は「イラン対策として兵力面で米国の全面的協力を確保したい」というのが本音なのでしょう。このような思惑が渦巻く中でイスラエル・パレスティナ戦争が起きており、先進国から場所を変えた「資本主義と共産主義」の終わりのない戦争であることを回避できない。
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孫崎享チャンネル
(ID:18367902)
イスラムの世界は、サウジを中心とするアラブ世界とイランを中心とするペルシャ世界に区分できる。
アラブ世界はUAE等石油産出富裕国とシリア、パレスティナなど貧困国にに区分され、そこにイスラエルとイランの存在がアラブ世界を複雑な勢力争いを助長している。
アラブの石油産出富裕国は、資本主義系であり、米国・西欧に親近感があり、アラブの貧困国はイランの影響をあらゆる面で受けている。
このような中で、「対中対サウジ関係は不透明」とイラン元外相は現実問題を喝破している。
アラブの富裕国は「イラン対策として兵力面で米国の全面的協力を確保したい」というのが本音なのでしょう。このような思惑が渦巻く中でイスラエル・パレスティナ戦争が起きており、先進国から場所を変えた「資本主義と共産主義」の終わりのない戦争であることを回避できない。