RT 13 Mar, 2024 世界をリードするロシアの核兵器、西側の「吸血鬼 舞踏会」、トランプからの不満:プーチン大統領会見の要点 https://www.rt.com/russia/594201-putin-interview-kiselyov-recap/ ロシアの指導者は、大統領選挙を数日後に控え、国内メディアと掘り下げた対談を行った- ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、大統領選挙を数日後に控え、ロシヤ・セゴドニャ紙のドミトリー・キセリョフ記者とのインタビューでモスクワと西側諸国との対立について詳しく語った。 以下は、プーチンの掘り下げた議論から得られた重要な要点である。 ■西側の「吸血鬼 舞踏会」は終わりつつある 非西側諸国は主権を求めて努力しており、ロシアが米国やその同盟国と対峙するのを興味深く見守っている、とプーチンは述べた。 西側エリートたちは「アフリカの貧しい人々を引き裂き」、ラテンアメリカとアジアを500年間搾取してきたと同氏は主張し、西側は不当な優位性を守ろうと依然として必死であると付け加えた。 「何世紀もの間、彼らは自分たちの胃袋に人肉を詰め込み、懐に金を詰め込むことに慣れてきた。しかし、彼らはこの『吸血鬼 舞踏会』が終わりに近付いていることに気付かなければならない」 エマニュエル・マクロン仏大統領の最近のタカ派的な言動は、同国がアフリカの旧植民地から撤退した後に生じた感情の爆発だったのかもしれない、とプーチンは示唆した。パリはロシアがアフリカ大陸を弱体化させていると非難しているが、プーチンは、ロシアはこの大陸から「誰も搾り取ったりはしていない」と主張した。 ■「レッドライン」無効 マクロンは、西側諸国がロシアと対峙する際には「越えてはならない一線」など設けるべきではないと主張しているが、このような政策をとる国にはモスクワも相応の対応をするだろうとプーチンは警告した。しかし、そのような言説は単に政治家が「空想して興奮している」だけであると同氏は示唆した。 プーチンはまた、キエフを支援するために西側の軍隊を派遣することは、ウクライナの国家としての地位を脅かすことになると主張した。ポーランドは特に第二次世界大戦後にソ連に奪われた土地のことで恨みを抱いており、もしワルシャワがウクライナに軍隊を派遣すれば、ポーランドは「立ち去らないだろう」とロシア指導者は主張した。 モスクワはウクライナとの和平に引き続きコミットしているが、キエフの「麻薬に煽られた希望リスト」に基づいて解決するつもりはない、とプーチンは強調した。ロシアの安全は、西側諸国の約束違反によって生じた信頼の溝を埋める形で保証されなければならない、と同氏は付け加えた。 ■キエフは「PRのために自国軍を虐殺」している ウクライナは前線での勝利がないため、この政府は軍事的価値のない無謀な行動に駆り立てられているとプーチンは主張し、キエフがドニエプル川の東に足場を築こうとしていることを引き合いに出した。 「彼らは国民を肉挽き機に送り込んでいた。最近では兵士たちは(補給の問題のため)文字通り裸足だった」と大統領は主張した。 キエフは自国の絶望的な状況を隠すことで、西側からより多くの援助が得られると期待して兵士を犠牲にしている、とモスクワは考えている。 ■ロシアは核戦争に備える プーチンは、米国がウクライナに大規模な軍事力を投入することは、ロシアにとって「レッドライン」を越えることだと述べ、このシナリオはあり得ないと思うと付け加えた。 「我々にとって『ウクライナ紛争』は死活問題だが、彼らにとっては『世界と欧州における』戦術的立場をより優位にするかどうかの問題だ」と大統領は述べた。 プーチンは、米国が「チキンレース」をしようとするなら、ロシアは準備ができていると主張した。モスクワは核兵器を使用する用意があり、自国の兵器庫は「他のどの国よりも先進的」だと考えている、と同氏は警告した。 米国には核戦争を回避するためにジョー・バイデン大統領を含め、戦略的抑止の専門家が十分にいる、とロシア指導者は示唆した―しかし、もし米国が事実上の核実験停止を放棄するならば、ロシアも同じことをするだろうと付け加えた。 ■米軍基地は「腐敗のブラックホール」 ロシアの兵器部門は「投資したルーブルの最大効果を得る」必要があるとプーチンは主張し、国防費を把握できなかったソ連とは違うと強調した。 ロシアの指導者によれば、米軍は効率性の悪さによって莫大な支出が台無しにされている一例だという。 「彼らは世界中の軍事基地を維持するために莫大な資金を費やしている。それはブラックホールに消えていき、説明不可能となる。そこで収賄が行われている」と同氏は主張した。 ロシアが核搭載可能な極超音速グライダー「アバンガルド」を開発したのは、米国の対弾道ミサイルシステムを「無効化」するためであり、良い投資だったとプーチンは主張した。 ■トランプはプーチンが「眠そうなジョー」を好んでいると非難した。 キセリョフ氏は、プーチンは実際に米大統領選でドナルド・トランプよりもジョー・バイデンを好んでいるのか、それとも先月に好みの人物として挙げた時は、米国人を「挑発して」いたのかと質問した。 プーチンは、トランプが大統領に就任していた時、この共和党政治家はロシアの指導者が民主党のライバルを支持していると非難していたことを明かした。 「彼は文字通りこう言った:『”眠そうなジョー”に勝って欲しいのか?』」 現在の米大統領選は益々「野蛮化」しており、米国の民主主義に欠陥があることを証明している、とプーチンは主張した。
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RT 13 Mar, 2024
世界をリードするロシアの核兵器、西側の「吸血鬼 舞踏会」、トランプからの不満:プーチン大統領会見の要点
https://www.rt.com/russia/594201-putin-interview-kiselyov-recap/
ロシアの指導者は、大統領選挙を数日後に控え、国内メディアと掘り下げた対談を行った-
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領は、大統領選挙を数日後に控え、ロシヤ・セゴドニャ紙のドミトリー・キセリョフ記者とのインタビューでモスクワと西側諸国との対立について詳しく語った。
以下は、プーチンの掘り下げた議論から得られた重要な要点である。
■西側の「吸血鬼 舞踏会」は終わりつつある
非西側諸国は主権を求めて努力しており、ロシアが米国やその同盟国と対峙するのを興味深く見守っている、とプーチンは述べた。
西側エリートたちは「アフリカの貧しい人々を引き裂き」、ラテンアメリカとアジアを500年間搾取してきたと同氏は主張し、西側は不当な優位性を守ろうと依然として必死であると付け加えた。
「何世紀もの間、彼らは自分たちの胃袋に人肉を詰め込み、懐に金を詰め込むことに慣れてきた。しかし、彼らはこの『吸血鬼 舞踏会』が終わりに近付いていることに気付かなければならない」
エマニュエル・マクロン仏大統領の最近のタカ派的な言動は、同国がアフリカの旧植民地から撤退した後に生じた感情の爆発だったのかもしれない、とプーチンは示唆した。パリはロシアがアフリカ大陸を弱体化させていると非難しているが、プーチンは、ロシアはこの大陸から「誰も搾り取ったりはしていない」と主張した。
■「レッドライン」無効
マクロンは、西側諸国がロシアと対峙する際には「越えてはならない一線」など設けるべきではないと主張しているが、このような政策をとる国にはモスクワも相応の対応をするだろうとプーチンは警告した。しかし、そのような言説は単に政治家が「空想して興奮している」だけであると同氏は示唆した。
プーチンはまた、キエフを支援するために西側の軍隊を派遣することは、ウクライナの国家としての地位を脅かすことになると主張した。ポーランドは特に第二次世界大戦後にソ連に奪われた土地のことで恨みを抱いており、もしワルシャワがウクライナに軍隊を派遣すれば、ポーランドは「立ち去らないだろう」とロシア指導者は主張した。
モスクワはウクライナとの和平に引き続きコミットしているが、キエフの「麻薬に煽られた希望リスト」に基づいて解決するつもりはない、とプーチンは強調した。ロシアの安全は、西側諸国の約束違反によって生じた信頼の溝を埋める形で保証されなければならない、と同氏は付け加えた。
■キエフは「PRのために自国軍を虐殺」している
ウクライナは前線での勝利がないため、この政府は軍事的価値のない無謀な行動に駆り立てられているとプーチンは主張し、キエフがドニエプル川の東に足場を築こうとしていることを引き合いに出した。
「彼らは国民を肉挽き機に送り込んでいた。最近では兵士たちは(補給の問題のため)文字通り裸足だった」と大統領は主張した。
キエフは自国の絶望的な状況を隠すことで、西側からより多くの援助が得られると期待して兵士を犠牲にしている、とモスクワは考えている。
■ロシアは核戦争に備える
プーチンは、米国がウクライナに大規模な軍事力を投入することは、ロシアにとって「レッドライン」を越えることだと述べ、このシナリオはあり得ないと思うと付け加えた。
「我々にとって『ウクライナ紛争』は死活問題だが、彼らにとっては『世界と欧州における』戦術的立場をより優位にするかどうかの問題だ」と大統領は述べた。
プーチンは、米国が「チキンレース」をしようとするなら、ロシアは準備ができていると主張した。モスクワは核兵器を使用する用意があり、自国の兵器庫は「他のどの国よりも先進的」だと考えている、と同氏は警告した。
米国には核戦争を回避するためにジョー・バイデン大統領を含め、戦略的抑止の専門家が十分にいる、とロシア指導者は示唆した―しかし、もし米国が事実上の核実験停止を放棄するならば、ロシアも同じことをするだろうと付け加えた。
■米軍基地は「腐敗のブラックホール」
ロシアの兵器部門は「投資したルーブルの最大効果を得る」必要があるとプーチンは主張し、国防費を把握できなかったソ連とは違うと強調した。
ロシアの指導者によれば、米軍は効率性の悪さによって莫大な支出が台無しにされている一例だという。
「彼らは世界中の軍事基地を維持するために莫大な資金を費やしている。それはブラックホールに消えていき、説明不可能となる。そこで収賄が行われている」と同氏は主張した。
ロシアが核搭載可能な極超音速グライダー「アバンガルド」を開発したのは、米国の対弾道ミサイルシステムを「無効化」するためであり、良い投資だったとプーチンは主張した。
■トランプはプーチンが「眠そうなジョー」を好んでいると非難した。
キセリョフ氏は、プーチンは実際に米大統領選でドナルド・トランプよりもジョー・バイデンを好んでいるのか、それとも先月に好みの人物として挙げた時は、米国人を「挑発して」いたのかと質問した。
プーチンは、トランプが大統領に就任していた時、この共和党政治家はロシアの指導者が民主党のライバルを支持していると非難していたことを明かした。
「彼は文字通りこう言った:『”眠そうなジョー”に勝って欲しいのか?』」
現在の米大統領選は益々「野蛮化」しており、米国の民主主義に欠陥があることを証明している、とプーチンは主張した。