元記事はずっと長かったが- https://ecfr.eu/publication/wars-and-elections-how-european-leaders-can-maintain-public-support-for-ukraine/ 読むほどにDS臭がプンプン臭ってきた。まだまだ国民を騙し続けたい「戦争屋」の邪さが顕わになっている。だが、「新型コロナワクチン」偽旗がとうに見抜かれたと同様、連中が仕掛けたウクライナ偽旗戦争も早晩頓挫するだろう。以下、元記事の結論部- ■結論:誰が平和の側にいるのか? 欧州の国民は特に勇ましいと自認しているわけではない。欧州の支援だけでウクライナを勝利に導けるかどうか、懐疑的な見方をしているようだ。しかし、プーチンを宥める気もない。複数の欧州人が、米国の立場が変わった場合、EUはウクライナへの支援を維持するか増やすべきだと考えている。 政治家が世論調査に基づいて政策を立案することはないだろうし、そうすべきではない。そして、EUと加盟国がウクライナ支援を継続しなければならないのは明らかだ。しかし、世論調査は―国民がどのような状況にあるのか、政治家はどのようにすれば正しい政策を主張できるのか―を指導者に示すのに役立つ。その意味で、過去2年間ウクライナ支援を継続し、最近ではキエフに対する500億ユーロの支援策を採択した欧州の指導者たちは、今回の結果を悲観的であると同時に勇気付けられるものと感じるはずだ。 世論マップは、欧州の多くの人々が、ウクライナの戦争は欧州の戦争であり、その結果については欧州人が殆ど責任を負うと考えていることを示している。 戦争が始まった当初、欧州では、ウクライナが勝つべきだと考える人々(「正義陣営」)と、ウクライナがどんな代償を払おうとも、できるだけ早く戦争を終わらせたいと考える人々(「平和陣営」)の間で大きな衝突が起きていた。 しかし今、平和の実現が何を意味するかという考えを巡って、別の分裂が生まれつつあるのかもしれない。つまり、多くの欧州人が何らかの形で和解することを平和と見做すようになった一方で、2014年以前の国境を復活させたウクライナが唯一の平和であるという考えに固執する人も出てきた。 この新たな二項対立は、トランプ大統領の復帰という見通しによって、既に欧州の指導者たちが直面している選択肢を作り直していることにも起因している。危険なのは、トランプと、交渉に前向きであることを仄めかしているプーチンが、ウクライナ(とその支持者)を「戦争永続」当事国として描く一方で、自分たちは「平和」のマントを主張しようとすることだ。 ウクライナとその支持者である欧州諸国は、このような真実の歪曲を防ぐために全力を尽くすことが肝要だ。課題は、「平和」を支持するということが実際には何を意味するのかを定義することである。欧州の指導者たちはまず、「永続的な平和」と「ロシアの条件による平和」を区別することから始めることができるだろう。ロシアが勝利すれば、キエフの欧州での願望実現が阻止されることになると分かれば、この種の和平はキエフにとって敗北であるだけでなく、欧州にとっても敗北であると理解できる。 このように論点を整理することで、トランプやプーチンが議論を変えようとする動きにキエフが対処し易くなる。欧州の指導者の多くは、ウクライナ人が意味のある和解を達成するのは、軍事的に弱い立場上、困難だと認識している。そして、欧州諸国がウクライナの戦争目的について助言する道徳的権利を持つのは、彼らが約束した資金と武器を提供した場合のみである。更に言えば、ウクライナ社会に領土の犠牲を受け入れるよう説得するには、西側からの意味のある安全保障と欧州統合しかないだろう。 欧州と米国が選挙シーズンに突入する中、平和の定義をどうするかは、この戦争における重要な争点となるだろう。ウクライナに対する国民の支援を維持するためには、指導者たちは現在の感情に響く新しい言葉を見つける必要がある。 戦争疲れを軽減する最善の方法は、この「永続的な平和」という考え方を定義することだろう。ロシアの勝利は平和ではない。戦争終結の代償としてウクライナを無人地帯にするのであれば、それはキエフだけでなく欧州全体にとっての敗北となる。交渉が行われる場合、ウクライナと西側の国民は、何がテーブルにあり、何がテーブルにないのかを知ることが不可欠だ。交渉の余地がないのは、この先ウクライナは民主化した親欧米の国となることである。
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元記事はずっと長かったが-
https://ecfr.eu/publication/wars-and-elections-how-european-leaders-can-maintain-public-support-for-ukraine/
読むほどにDS臭がプンプン臭ってきた。まだまだ国民を騙し続けたい「戦争屋」の邪さが顕わになっている。だが、「新型コロナワクチン」偽旗がとうに見抜かれたと同様、連中が仕掛けたウクライナ偽旗戦争も早晩頓挫するだろう。以下、元記事の結論部-
■結論:誰が平和の側にいるのか?
欧州の国民は特に勇ましいと自認しているわけではない。欧州の支援だけでウクライナを勝利に導けるかどうか、懐疑的な見方をしているようだ。しかし、プーチンを宥める気もない。複数の欧州人が、米国の立場が変わった場合、EUはウクライナへの支援を維持するか増やすべきだと考えている。
政治家が世論調査に基づいて政策を立案することはないだろうし、そうすべきではない。そして、EUと加盟国がウクライナ支援を継続しなければならないのは明らかだ。しかし、世論調査は―国民がどのような状況にあるのか、政治家はどのようにすれば正しい政策を主張できるのか―を指導者に示すのに役立つ。その意味で、過去2年間ウクライナ支援を継続し、最近ではキエフに対する500億ユーロの支援策を採択した欧州の指導者たちは、今回の結果を悲観的であると同時に勇気付けられるものと感じるはずだ。
世論マップは、欧州の多くの人々が、ウクライナの戦争は欧州の戦争であり、その結果については欧州人が殆ど責任を負うと考えていることを示している。
戦争が始まった当初、欧州では、ウクライナが勝つべきだと考える人々(「正義陣営」)と、ウクライナがどんな代償を払おうとも、できるだけ早く戦争を終わらせたいと考える人々(「平和陣営」)の間で大きな衝突が起きていた。
しかし今、平和の実現が何を意味するかという考えを巡って、別の分裂が生まれつつあるのかもしれない。つまり、多くの欧州人が何らかの形で和解することを平和と見做すようになった一方で、2014年以前の国境を復活させたウクライナが唯一の平和であるという考えに固執する人も出てきた。
この新たな二項対立は、トランプ大統領の復帰という見通しによって、既に欧州の指導者たちが直面している選択肢を作り直していることにも起因している。危険なのは、トランプと、交渉に前向きであることを仄めかしているプーチンが、ウクライナ(とその支持者)を「戦争永続」当事国として描く一方で、自分たちは「平和」のマントを主張しようとすることだ。
ウクライナとその支持者である欧州諸国は、このような真実の歪曲を防ぐために全力を尽くすことが肝要だ。課題は、「平和」を支持するということが実際には何を意味するのかを定義することである。欧州の指導者たちはまず、「永続的な平和」と「ロシアの条件による平和」を区別することから始めることができるだろう。ロシアが勝利すれば、キエフの欧州での願望実現が阻止されることになると分かれば、この種の和平はキエフにとって敗北であるだけでなく、欧州にとっても敗北であると理解できる。
このように論点を整理することで、トランプやプーチンが議論を変えようとする動きにキエフが対処し易くなる。欧州の指導者の多くは、ウクライナ人が意味のある和解を達成するのは、軍事的に弱い立場上、困難だと認識している。そして、欧州諸国がウクライナの戦争目的について助言する道徳的権利を持つのは、彼らが約束した資金と武器を提供した場合のみである。更に言えば、ウクライナ社会に領土の犠牲を受け入れるよう説得するには、西側からの意味のある安全保障と欧州統合しかないだろう。
欧州と米国が選挙シーズンに突入する中、平和の定義をどうするかは、この戦争における重要な争点となるだろう。ウクライナに対する国民の支援を維持するためには、指導者たちは現在の感情に響く新しい言葉を見つける必要がある。
戦争疲れを軽減する最善の方法は、この「永続的な平和」という考え方を定義することだろう。ロシアの勝利は平和ではない。戦争終結の代償としてウクライナを無人地帯にするのであれば、それはキエフだけでなく欧州全体にとっての敗北となる。交渉が行われる場合、ウクライナと西側の国民は、何がテーブルにあり、何がテーブルにないのかを知ることが不可欠だ。交渉の余地がないのは、この先ウクライナは民主化した親欧米の国となることである。