個人的には、一国の政治状況は民度の反映であると考えている。2021年3月に「世界価値観調査」なるものが公表されている。 この中で、日本人の価値観は9つの特徴にまとめられている。その特徴は、ここではどうでもいいとして、投票行動に関係しそうな要素を見てみると、「【メディア】:マスメディアを信頼。新聞、テレビから「毎日情報を得る」が48か国中1位」「【政治】:「政治」の重要度は高いが話題にしない。「国家」に安全を求めるが「権威」を嫌う」とあった。 https://institute.dentsu.com/articles/1706/ メディアへの信頼度が高いことは、メディアの質を担保するわけではない。 情報の受け手としては、メディアを鵜呑みにしない姿勢、多角的な分析、対立する考えの比較といったことは常に必要だ。逆に、一方的一面的報道を疑わない姿勢は、メディアリテラシーの欠如を物語る。日本人はこの点が弱い、ということだ。 このことから、日本ではB層を操作することは、一方的一面的報道を繰り返すことで容易に出来よう。疑わないヒトほど騙しやすいヒトはいない。 一方で、私の印象では日本の主流権威筋メディアはますますウソばかり報道しているように見える。ヒドイものである。 主流権威筋メディアのニ大悪質大本営発表は、mRNAワクチンの問題、ウクライナ報道であろう。mRNAワクチンでは、超過死亡も薬害による死者、被害者も基本的に無視である。ウクライナでの戦争に関しては、一方的ロシア断罪とウクライナ武器支援、ウクライナ応援によりイタズラに死者を増やし、ウクライナ敗北は確定の状況。 要するに、人の死に鈍感な一方で、一部の軍産複合体やビッグファーマ、西側アメリカ帝国に都合のよいように、片棒担いで情報操作をしているのが、今の主流権威筋メディアである。 こういうメディアを信頼すること自体、民度については推して知るべしではないか? 政治に関しては、「「政治」の重要度は高いが話題にしない。「国家」に安全を求めるが「権威」を嫌う」」とあるが、政治が重要?その割には衆院選等の国政選挙では、投票率は下がり続けている。 主流権威筋メディアの盲信と、投票行動と政治意識の乖離が、結局のところ、腐敗堕落した自公政権を支えてきた基盤であろう。そんな中で、岸田内閣も生きながらえ、十年一日の如き政治が繰り返されている。 政権交代により、緊張感のある政治を作り出すことしか、腐敗堕落した政治の浄化はなしえない。しかし、メディアリテラシーの欠如、即ち批判精神と合理的思考力がない、投票にもいかない国民性で政権交代は果たして可能なのか?不安は尽きない。
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孫崎享チャンネル
(ID:119568177)
個人的には、一国の政治状況は民度の反映であると考えている。2021年3月に「世界価値観調査」なるものが公表されている。
この中で、日本人の価値観は9つの特徴にまとめられている。その特徴は、ここではどうでもいいとして、投票行動に関係しそうな要素を見てみると、「【メディア】:マスメディアを信頼。新聞、テレビから「毎日情報を得る」が48か国中1位」「【政治】:「政治」の重要度は高いが話題にしない。「国家」に安全を求めるが「権威」を嫌う」とあった。
https://institute.dentsu.com/articles/1706/
メディアへの信頼度が高いことは、メディアの質を担保するわけではない。
情報の受け手としては、メディアを鵜呑みにしない姿勢、多角的な分析、対立する考えの比較といったことは常に必要だ。逆に、一方的一面的報道を疑わない姿勢は、メディアリテラシーの欠如を物語る。日本人はこの点が弱い、ということだ。
このことから、日本ではB層を操作することは、一方的一面的報道を繰り返すことで容易に出来よう。疑わないヒトほど騙しやすいヒトはいない。
一方で、私の印象では日本の主流権威筋メディアはますますウソばかり報道しているように見える。ヒドイものである。
主流権威筋メディアのニ大悪質大本営発表は、mRNAワクチンの問題、ウクライナ報道であろう。mRNAワクチンでは、超過死亡も薬害による死者、被害者も基本的に無視である。ウクライナでの戦争に関しては、一方的ロシア断罪とウクライナ武器支援、ウクライナ応援によりイタズラに死者を増やし、ウクライナ敗北は確定の状況。
要するに、人の死に鈍感な一方で、一部の軍産複合体やビッグファーマ、西側アメリカ帝国に都合のよいように、片棒担いで情報操作をしているのが、今の主流権威筋メディアである。
こういうメディアを信頼すること自体、民度については推して知るべしではないか?
政治に関しては、「「政治」の重要度は高いが話題にしない。「国家」に安全を求めるが「権威」を嫌う」」とあるが、政治が重要?その割には衆院選等の国政選挙では、投票率は下がり続けている。
主流権威筋メディアの盲信と、投票行動と政治意識の乖離が、結局のところ、腐敗堕落した自公政権を支えてきた基盤であろう。そんな中で、岸田内閣も生きながらえ、十年一日の如き政治が繰り返されている。
政権交代により、緊張感のある政治を作り出すことしか、腐敗堕落した政治の浄化はなしえない。しかし、メディアリテラシーの欠如、即ち批判精神と合理的思考力がない、投票にもいかない国民性で政権交代は果たして可能なのか?不安は尽きない。