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ここにある二〇二〇年一月のソレイマニ暗殺事件がいかに酷いものだったか。当時の拙ブログの記事を転載す文科系文科系

『何重もの国際法違反スレイマニ殺害 文科系  2020年01月17日
スレイマニがなぜイラクを訪ねたかなど、その殺害の事実経過が、「マスコミに載らない海外記事」のサイト本日分に載っていた。イラク政府がアメリカにだまされて彼を呼んだということだ。イラク政府がそこまで言うのならばと、スレイマニは全く無防備にイラクを訪問した。それでドローン殺害と言うことだから、イラク政府はもうカンカンだ。「外国軍はイラクから出て行け」という国会決議が出たのはそれが理由だ。対して、米英以外は全部出て行くことになったが、トランプは出ていかないと言っただけではなく、「そんなことをしたら、イランの何倍もの制裁をイラクに加えるぞ!」と凄まじい恫喝を返したのである。これはもう、アフリカの独裁国の元首でもちょっとやらない野蛮人の仕業と言える。

 常連執筆者の1人が書いたものだが、アメリカがどれだけ酷いことをやったかが手に取るように分かるニュースだ。一部を抜粋する。

【 想像願いたい。いわゆる世界的指導者が、異なる派閥間の調停を支援するため、あなたを外国に招待し、あなたは受け入れ、あなたが空港に到着すると、彼があなたを殺すのだ。それから彼は微笑み、大満足で、自分がリモコンで、無人機で殺害し、死なせる命令を出したと自慢するのだ。ウソ以外、あなたに対して、いかなる告発も決して何もなかったのだから、超法規的殺人より遥かに悪質だ。
 それが、愛され、才知に長けたカリスマ的なイランのガーセム・ソレイマーニー司令官に、まさに起きたことだ。マイク・ポンペオ国務長官とマーク・エスパー戦争長官のようなトランプの惨めな手先が、恥知らずに拒否している、イラク首相らが語った殺害経過の真相だ。ホワイトハウス報道関係者に対するブリーフィングの前に、ポンペオは皮肉っぽく笑い、ジャーナリストに尋ねた。「君たちはこのようなたわごと(イラク首相らの言葉)を信じるのか?」そしてもちろん主流マスコミ・ジャーナリストの誰も、たとえ彼らがそれを信じているにせよ、あえて「はい」とは言うまい。その代わり、彼らは目の前の、ぞっとするような「殺人共犯者」野蛮人国家最高外交官への彼らの同意を表明するため愛想よく笑ったのだ。主流マスコミのジャーナリストは、連中の仕事やホワイトハウスの記者会見場への出入りを危うくする覚悟がない臆病者だ。
 だがそれはまさにイラクのアーディル・アブドゥルマフディー首相が不信感と畏怖をこめて語ったことだ。「トランプは私にイランと調停するよう依頼した。彼は私の招待客を殺したのだ。」アーディル・アブドゥルマフディー首相は、トランプや彼の取り巻き連中の誰よりも、特に少し前にRTにこう語ったマイク・ポンペオ国務長官よりも確実に高い信頼性がある:
「私がCIA長官だった頃、我々はウソをつき、だまし、盗みをはたらいた。我々にはあらゆる研修コースがあった。それは人にアメリカの実験の栄光を思い出させる。」
* **
 ソレイマーニー司令官はバグダッド空港で、イラク軍人民動員隊副司令官アブ・マハディ・アル・ムハンディスに車で迎えられた。彼らがSUVを運転して去った際、アメリカ-無人機ミサイルが、両国の10人の他の高位軍人たちに命中し、粉砕した。
 ソレイマーニーは外交特権を持っていた。アメリカはそれを承知していた。だが規則や法律や倫理基準をワシントンは尊重しない。野蛮人と非常によく似た行動だ。ソレイマーニー司令官は将官を超える人物で、素晴らしい外交官でもあり、トランプがアブドゥル-マハディ首相に先導するよう依頼した調停プロセスの一環として、アメリカとイラン間同様、イランとサウジアラビア間の緊張を緩和するため、トランプのため、アブドゥル-マハディ首相により、バグダッド訪問を依頼されていた。これはガーセム・ソレイマーニーを暗殺する、卑屈で臆病な策略だった。人はどこまで酷く落ちることができるのだろう?この恐ろしい罪を表現する言葉もない。】』

No.1 10ヶ月前

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