「郷に入っては郷に従え」という言葉が頭に浮かぶ。

性格でしょうが、私などは海外に行っても日本の新しい土地に出かけても、新しい事物が最初に目がいく。悪いことに気が付いても深く掘り下げようとはしない。また、差別化などもしない。

多くの国に何回も出かけたが、北米、南米、アジア、中近東、西欧、アフリカ、ロシアの国々が頭に浮かんでくる、海外旅行は観光の場合もあれば仕事で出かけたこともあるが一人で出かけたときの印象が強く残っている。

ナイジェリアに出かけたときは、エジプトから乗ったが、カノーで降りてしまい空港内で朝まで仮眠した時、私一人だけ照明の下に椅子を持っていって寝た。多くの人たちが笑っていたが、現地で駐在員がマラリアで死亡したということを2例知らされていたので、自分は必至で防衛したつもりであった。ナイジェリア空港の通関では日本人ということであろうが、１００ドル要求されたが２０ドルで出られた。現地の商社駐在員は驚いていた。駐在員宿舎では洗濯物はすべてアイロンがけしていたので、理由を聞くと虫が卵を産み付け、そのまま下着を着てしまうと体の中に虫が入ってしまうということであった。タクシー乗るときはかなりの額を要求されたが、車内でサッカーの話が出てナイジェリアの話が出たので、ナイジェリアチームを誉めたら降りるときの金額は５分の一であった。記憶に残っていることが非常に多い。多くの国で様々なことがあったがどこの国も非難しようとは思わない。どのようなことも楽しい思い出である。