今日3日、福岡県大牟田市で九条の会主催で講演した。
大牟田市は人口12万、決して大きくない。
私は地方へ行くが、大体は県庁所在地である。50-60人程度の聴衆だろうと思っていたが、約460名聞きに来た。本も、『戦後史の正体』はじめ、80部完売した。こんなことは他の講演会ではほとんどない。 この熱気はどこから来るのだろうかと思った。 大牟田は三池炭鉱の町、政治闘争の町であった。
言論の分野で何やら戦っていそうな者がいる、しかし勝利に向かって戦っているわけでもない、じりじりじりじり彼の主張の基盤が交代している、かつての自分達と同じように負け戦を行っている、多分それが関心ではないか。
何と私の出生地と同じ、満州鞍山生まれの人が市を案内してくれた。
最初が現在の三池工業高校。この周りに塀がある。かつて監獄だった。そして服役者が毎朝、鎖につがれ、ここを出て炭鉱にいった。服役者の多くは政治犯であ
![孫崎享のつぶやき](https://secure-dcdn.cdn.nimg.jp/blomaga/material/channel/blog_thumbnail/ch1332.jpg?1601523732)
大牟田での講演に何故多くの人が来たかー大牟田は闘争の土地―
この記事の続きを読む
ポイントで購入して読む
※ご購入後のキャンセルはできません。 支払い時期と提供時期はこちら
- ログインしてください
購入に関するご注意
- ニコニコの動作環境を満たした端末でご視聴ください。
- ニコニコチャンネル利用規約に同意の上ご購入ください。
新着記事
- CBS世論調査:トランプのイメージ:タフー69%、精力的63%、効果的58%→トランプ支持率上昇支持53%、不支持47%、、新政権が商品やサービス価格引き下げに十分に注力せずと感じている。この点、関税引き上げに総じて懸念。但し対中では引き上げ賛成56%、反対44% 15時間前
- RT論評「プーチンとトランプの会談は真の転換点、今度は、ウクライナと米国の属国EU-NATOが代償を払う番。キッシンジャーの発言とされるものに「米国の敵になるよりも唯一のより危険なものは米国の友人になることだ」。好むと好まざるにかかわらず、ロシアは戦場で勝利を収めてる」 1日前
- トランプは12日、プーチンと電話で会談した、交渉開始で合意と発表、トランプ大統領は、ウクライナのNATO加盟に“現実的ではない”、」ウクライナがクリミア併合などが行われた2014年よりも前の状態に領土を回復は“可能性は低い”。米ロ首脳会談がサウジで行われる可能性に言及。 2日前
- 引用「安倍元首相の危うい立ち位置=(2022年6月13日)。 3日前
- トランプ大統領、鉄鋼とアルミニウムに25%の関税。米国と世界の貿易関係を全面的に見直しの一環。自動車や電化製品等メーカーのコストは増加→生活費を引き下げるというトランプの選挙公約と相容れない。米国の鉄鋼輸入は加22.7%、ブラジル15.6%。日本は7位で4.1% 4日前
コメント
コメントを書く(ID:33644718)
おはつにコメントをお送りいたします。私、立命館大学産業社会学部の原尻英樹と申します。いつも先生のお話を興味深く拝読しております。実は、私は大牟田出身です。また、下記の文章をフェイスブックで出しました。来年度をめどに、東シナ海域研究の共著を出版予定です。東アジア共同体について、文化人類学的研究になっております。今後ともよろしくお願いいたします。
原尻 英樹
大した学識もないおじさんがこんなことを言っています。この方の父親は麻生炭鉱で朝鮮人をこき使い、そして事実上殺した人です。こんな人は実は東シナ海域では例外的な人でした。過去2000年以上に渡って、東シナ海域の人々は関わってきたのであり、その間戦争もあり、侵略もありましたが、それは例外的な事態であり、お互いの生活を守るために、「共同体」をつくってきたのが歴史的事実です:
http://sankei.jp.msn.com/world/news/130505/asi13050501140001-n1.htm