今日3日、福岡県大牟田市で九条の会主催で講演した。
 大牟田市は人口12万、決して大きくない。
 
私は地方へ行くが、大体は県庁所在地である。50-60人程度の聴衆だろうと思っていたが、約460名聞きに来た。本も、『戦後史の正体』はじめ、80部完売した。こんなことは他の講演会ではほとんどない。  この熱気はどこから来るのだろうかと思った。  大牟田は三池炭鉱の町、政治闘争の町であった。
 言論の分野で何やら戦っていそうな者がいる、しかし勝利に向かって戦っているわけでもない、じりじりじりじり彼の主張の基盤が交代している、かつての自分達と同じように負け戦を行っている、多分それが関心ではないか。
 何と私の出生地と同じ、満州鞍山生まれの人が市を案内してくれた。
 
最初が現在の三池工業高校。この周りに塀がある。かつて監獄だった。そして服役者が毎朝、鎖につがれ、ここを出て炭鉱にいった。服役者の多くは政治犯であ