レム睡眠が大事なことはよく分かった。では、どうすれば?と思うも、予感した通りのオチであった- > あまり遅く食べないこと、定期的に運動すること、朝日を浴びること、夕方のブルーライトを避けること > アルコールやカフェイン、ニコチンなどの刺激物を避けること > 暗く、静かで涼しい睡眠環境を維持する 現下は「スマホ依存に陥らないこと」も含まれるだろう。要するに、現代の都市生活者は、それだけでも短命に終わるということだ。人間がゴキブリ、ドブネズミのような害毒耐性を身に付けることはあるまい。以下、関連記事- RT 21 Sep, 2020 夢は何でできているのか?:科学者たちは、なぜ人間や他の動物が眠る必要があるのか、その真の目的を発見 https://www.rt.com/news/501268-sleep-purpose-revealed-study/ 科学者チームは、人間がおよそ2歳半になると、睡眠の目的が劇的に変化し、急速な成長から永久的なダメージコントロール機能へと切り替わることを発見した。 この画期的研究の前は、脳は急速に成長し、急速眼球運動(REM)睡眠を利用してシナプス(脳のニューロン間の結合)を構築・強化し、乳幼児は驚異的なスピードで学習するとされていた。 しかし、今、係る研究者たちは、2歳半の閾値を過ぎると、睡眠の主な機能は永久にメンテナンスと修復に切り替わると述べている。 全ての動物は、生きていることの単純な結果として、常に進行中の目立たない脳損傷を経験する。このような低レベルの劣化は、損傷した遺伝子やタンパク質の形で残骸となり、時間の経過とともに蓄積され、晩年に脳疾患を引き起こす可能性がある。 カリフォルニア大学ロサンゼルス校のヴァン・サヴェージ教授とその研究チームによれば、睡眠はこの残骸を取り除くのに必要なメカニズムであり、このメンテナンスのほぼ全てが睡眠中に行われるという。 「短期間でこれほど大きな変化が起こること、そして私たちが とても若い中にこの切り替わりが起こることに衝撃を受けました」とサヴェージは言う。「これは水が凍って氷になるのと同じような変化です」 サヴェージと神経科学者、生物学者、統計学者、物理学者からなる学際的な研究チームは、人間と他の哺乳類を含む60以上の睡眠研究からデータを収集し、総睡眠時間、総レム睡眠時間、脳の代謝率、体格に対する脳の大きさなどの要因の影響を調べた。 この研究結果は「Science Advances」誌に掲載された。 研究チームは、60の各研究から全てのデータを収集し、それを使って数理モデルを構築・検証し、経時的な睡眠の機能とそこで起こる変化を調べた。 その結果、ウサギ、ラット、ブタなど、テストした全ての動物種で、人間の2歳半に相当する発育年齢に達すると、レム睡眠が劇的に減少するという一様な結果が得られた。 研究者たちは、脳の成長とレム睡眠の量には逆相関があることを指摘した。年齢を重ね、脳が発達するにつれて、レム睡眠は少なくなっていくのだ。 例えば、新生児の場合、睡眠のおよそ50%がレム睡眠であり、脳の成長が非常に早い。しかし、10歳児では、レム睡眠は睡眠全体のおよそ25%にまで減少し、50歳以上の成人では、睡眠時間の僅か15%にまで減少する。 「大学時代は睡眠と闘い、徹夜もしましたが、今ではそれが間違いだったと思っています」とサヴェージ氏は語った。「夜はぐっすり眠ったほうがよかったです。今では疲れを感じた時、寝ることに罪悪感を感じなくなりました」 研究者たちは、認知症やその他の認識力障害、糖尿病、肥満など、晩年に起こりうる脳障害絡みの問題を食い止めるために、必要な時に眠ることを提唱している。 しかし、この斬新な研究に対して懐疑的な意見もある。哺乳類のレム睡眠を研究しているジェローム・シーゲル氏は、この研究には関与していないが、UCLA主導のチームは、日長、食事、気候など、人間や他の哺乳類の睡眠パターンに影響を与えうる要因を考慮しなかったと主張し、より完全なデータが少ないことを理由に、この研究結果の正確さに異議を唱えている。
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レム睡眠が大事なことはよく分かった。では、どうすれば?と思うも、予感した通りのオチであった-
> あまり遅く食べないこと、定期的に運動すること、朝日を浴びること、夕方のブルーライトを避けること
> アルコールやカフェイン、ニコチンなどの刺激物を避けること
> 暗く、静かで涼しい睡眠環境を維持する
現下は「スマホ依存に陥らないこと」も含まれるだろう。要するに、現代の都市生活者は、それだけでも短命に終わるということだ。人間がゴキブリ、ドブネズミのような害毒耐性を身に付けることはあるまい。以下、関連記事-
RT 21 Sep, 2020
夢は何でできているのか?:科学者たちは、なぜ人間や他の動物が眠る必要があるのか、その真の目的を発見
https://www.rt.com/news/501268-sleep-purpose-revealed-study/
科学者チームは、人間がおよそ2歳半になると、睡眠の目的が劇的に変化し、急速な成長から永久的なダメージコントロール機能へと切り替わることを発見した。
この画期的研究の前は、脳は急速に成長し、急速眼球運動(REM)睡眠を利用してシナプス(脳のニューロン間の結合)を構築・強化し、乳幼児は驚異的なスピードで学習するとされていた。
しかし、今、係る研究者たちは、2歳半の閾値を過ぎると、睡眠の主な機能は永久にメンテナンスと修復に切り替わると述べている。
全ての動物は、生きていることの単純な結果として、常に進行中の目立たない脳損傷を経験する。このような低レベルの劣化は、損傷した遺伝子やタンパク質の形で残骸となり、時間の経過とともに蓄積され、晩年に脳疾患を引き起こす可能性がある。
カリフォルニア大学ロサンゼルス校のヴァン・サヴェージ教授とその研究チームによれば、睡眠はこの残骸を取り除くのに必要なメカニズムであり、このメンテナンスのほぼ全てが睡眠中に行われるという。
「短期間でこれほど大きな変化が起こること、そして私たちが とても若い中にこの切り替わりが起こることに衝撃を受けました」とサヴェージは言う。「これは水が凍って氷になるのと同じような変化です」
サヴェージと神経科学者、生物学者、統計学者、物理学者からなる学際的な研究チームは、人間と他の哺乳類を含む60以上の睡眠研究からデータを収集し、総睡眠時間、総レム睡眠時間、脳の代謝率、体格に対する脳の大きさなどの要因の影響を調べた。
この研究結果は「Science Advances」誌に掲載された。
研究チームは、60の各研究から全てのデータを収集し、それを使って数理モデルを構築・検証し、経時的な睡眠の機能とそこで起こる変化を調べた。
その結果、ウサギ、ラット、ブタなど、テストした全ての動物種で、人間の2歳半に相当する発育年齢に達すると、レム睡眠が劇的に減少するという一様な結果が得られた。
研究者たちは、脳の成長とレム睡眠の量には逆相関があることを指摘した。年齢を重ね、脳が発達するにつれて、レム睡眠は少なくなっていくのだ。
例えば、新生児の場合、睡眠のおよそ50%がレム睡眠であり、脳の成長が非常に早い。しかし、10歳児では、レム睡眠は睡眠全体のおよそ25%にまで減少し、50歳以上の成人では、睡眠時間の僅か15%にまで減少する。
「大学時代は睡眠と闘い、徹夜もしましたが、今ではそれが間違いだったと思っています」とサヴェージ氏は語った。「夜はぐっすり眠ったほうがよかったです。今では疲れを感じた時、寝ることに罪悪感を感じなくなりました」
研究者たちは、認知症やその他の認識力障害、糖尿病、肥満など、晩年に起こりうる脳障害絡みの問題を食い止めるために、必要な時に眠ることを提唱している。
しかし、この斬新な研究に対して懐疑的な意見もある。哺乳類のレム睡眠を研究しているジェローム・シーゲル氏は、この研究には関与していないが、UCLA主導のチームは、日長、食事、気候など、人間や他の哺乳類の睡眠パターンに影響を与えうる要因を考慮しなかったと主張し、より完全なデータが少ないことを理由に、この研究結果の正確さに異議を唱えている。