RT 7 Jun, 2023

ロシア、JFK暗殺の真相を公表するよう米政府に指示
https://www.rt.com/news/577672-kennedy-assassination-russia-lecture/

ワシントンが自国をきちんと整理して初めて、他国に対して講釈を垂れることができる、とモスクワは述べた－

ロシア外務省のマリア・ザハロワ報道官は水曜日、米国が民主主義と人権の権威と見做されたいのであれば、ジョン・F・ケネディ大統領とその弟の殺害について真実を公表すべきだと述べた。

ザハロワ報道官は毎日の定例ブリーフィングで、米国のアントニー・ブリンケン国務長官が、ワシントンは中国と世界の人権と基本的自由を擁護するつもりだと述べたことについて質問された。

ザハロワ氏は「ワシントン自体は、何処においても公に宣言している民主主義の基準を長い間満たしていない」と答え、米国は新植民地主義的野心と地政学的利益を隠すために、海外で「哀れで偽善的なレトリック」を宣伝していると付け加えた。

「米国政治の歴史には、米国当局によって意図的に隠蔽されている多くの見苦しい事実が含まれている」とザハロワは指摘した。その例として彼女はケネディ一家、そして最近 記念日が訪れたロバート・F・ケネディ上院議員の暗殺―彼は大統領予備選の最有力候補だった1968年6月にロサンゼルスで暗殺された―を挙げた。

RFK暗殺事件は、公民権運動の指導者マーティン・ルーサー・キング牧師が射殺された2ヶ月後、そして1963年11月の第35代米国大統領ジョン・F・ケネディ暗殺事件から約5年後のことだった、とザハロワは記者団に語った。

「私はブリンケン氏に、勇気を奮い起こして、米国大統領、特にジョン・F・ケネディの政治的暗殺に関する全ての資料を公開し、ダラスで、そしてその後シカゴの民主党大会で起こったことの真実を、まず彼の国民に伝えることを提案します」と彼女は言った。

ロシア外務省の報道官は、「このような政治的暗殺事件を解決して初めて、他国を正そうとすることができる」と主張した。「このような酷い犯罪が未解決のままであり、殺人犯が見つからず、有罪判決を受けていない間は、私が米国の指導者であったとしても、他国について口を開くことはないし、他の人たちに生き方を説くのも絶対に止めるだろう」

”ケネディ暗殺事件―実際にはその両方とも―を解決すれば、あなたは権威と見做されるかもしれない。さもなければ、それはないだろう”

RFKの息子であり、JFKの甥でもあるロバート・フランシス・ケネディ・ジュニアは、4月にジョー・バイデン大統領への第一次挑戦を開始した。先月のインタビューでは、叔父の殺害にCIAが関与していたという「圧倒的な証拠」があり、父の暗殺にもCIAが関係していたという「状況証拠ながら、非常に説得力のある」証拠があると語った。

ウォーレン委員会報告書として知られる米国政府の公式調査結果は、米海兵隊退役軍人のリー・ハーヴェイ・オズワルドが単独で行動し、1963年11月22日に大統領の車列がダラスを通過中に大統領を射殺したとするものだった。裁判を受ける前に、オズワルドはダラス警察本部でナイトクラブ経営者のジャック・ルビーに射殺された。ウォーレン委員会は、ルビーが単独で、衝動的に、悲しみから行動したと裁定した。

ルビーは1967年に獄中で死亡。その年の暮れ、CIAはウォーレン委員会の公式見解を疑う「陰謀説を唱える人々」の信用を失墜させる方法について指令を出した。