RT 3 May, 2023

ケネディ氏、ロシアに対する米国の重大な過ちについて意見を伝える
https://www.rt.com/news/575721-rfk-russia-ukraine-conflict/

ワシントンは嘘をつき、モスクワの「レッドライン」を無視してきた、と大統領候補は語った－

ロバート・F・ケネディ・ジュニア氏は、ロシアのプーチン大統領の「レッドライン」に関する警告に耳を傾ける代わりに、米国は何度もレッドラインを越えてきた、と水曜日に発表されたインタビューで語った。米国大統領選に立候補している民主党の彼は、冷戦後、ワシントンはモスクワをNATOに招待するか、反ロシア同盟を解体すべきだったと付け加えた。

「我々は長年に亘ってプーチンの意見に耳を傾けるべきだった。我々はロシアとゴルバチョフに対して、NATOを1インチも東に動かさないと約束した。その後、我々はNATOの東方拡大をやり始めた。約束は嘘だったのだ」とケネディ氏は アンハード紙に語った。

1991年に多くの外交官が求めたように、ロシアを西側に統合することを提案する代わりに、米国はNATOを国境まで拡大した。「ロシアに対抗する以外にNATOの目的はあるのか？最初からロシアに敵対的な態度で臨めば、当然、ロシアは敵対的な反応を返すだろう」とケネディ氏は言った。

彼は、2014年にキエフで起こったことを、米国が支援した「本質的にはクーデター」だと表現し、ビクトリア・ヌーランドがモスクワに敵対的な「新内閣を自分に都合の良いように選ぶ」という悪名高い電話会談を想起した。

「もしメキシコがそのようなことをし、虐殺を開始したら―ウクライナ政府がドンバスで14,000人のロシア人を殺害したように―もしメキシコが、そこに住む米国人に対して同じことをしたら、私たちは一瞬でメキシコを侵略するだろう」とケネディ氏は述べ、プーチン大統領は「我々に繰り返しこう言った：あなた方は越えてはならない一線を越えている」と付け加えた。

米国の指導者たちは「相手の立場に立つ」ことができるべきであり、それはまさに1962年のキューバ危機の際に叔父のジョン・F・ケネディがとった行動であった。彼は核戦争の瀬戸際から一歩下がり、当時、彼の顧問全員がそうするよう求められた。

ケネディ氏は、ウクライナへの「野蛮で違法な侵略」を非難し、プーチンを「ギャング」、「凶悪犯」、「いじめっ子」と呼んだが、米国は既にウクライナ人を「30万人」戦場で犠牲にしているため、紛争を迅速に解決する必要があると述べた。ホワイトハウスは、キエフへの援助を人道的な使命として見せているが、「我々がとった全ての措置は、紛争を拡大し、流血を最大化するものだった」と語った。

「正直に言おう：これは米国の対ロシア戦争であり、モスクワの政権交代というネオコンの地政学的野望のために、ウクライナの若者の花を、死と破壊の屠殺場で犠牲にすることなのだ」とケネディ氏は語った。そして、この問題を引き起こした人々にはこの問題を解決する能力はないと付け加えた。

ケネディ氏は、提案している解決策について問われ、ウクライナをNATOから締め出し、ロシア国境から核ミサイル発射装置を撤去することで合意したミンスク合意のようなものが有効かもしれないと述べた。