「トランプ氏は、共和党をポピュリズム政党に変身させ、共和党の穏健派から権力と影響力を奪うことで、共和党を政治的忘却の危機から救い、並外れた成功を収めた」と見るRT記事があったが、こうした西側の「ポピュリズム＝衆愚政治」台頭は民主主義社会を崩壊させると警鐘を鳴らしていた。だが、第一の敵は「ダボス会議に出席するグローバルエリートたち」であると、見誤ってはいなかった。つまり、「1%対99%」の社会にしたDSは潰さねばならないが、それをポピュリズムでやるのはダメだということだ。しかし、例えば米国なら、より公平な社会を目指すバーニー・サンダースのような人物も結局 排除されてしまう。残念ながら、氏のように（恐らく）「真正右翼」的では、DSを潰せるだけの強力な「大衆のバックアップ」も得られないのでないか。