中庸左派 のコメント

>ロシア軍は、武器と弾薬の不足と諜報活動の失敗に悩まされており、その結果、前進が停滞し、兵士の命が大幅に失われている。一部の中国のアナリストは、ロシアがどのように崩壊したかについて、率直な見解を示している。

 このあたりの評価は、NYTの記事という点から、バイアスというかプロパガンダの要素が入り込む可能性があるから、真逆の評価・事実を見てみることも重要と考える。

 その点で、現時点において重要なニュースは、アルチェモフスク陥落?のニュース(市庁舎占拠)だろう。戦況はウクライナに不利のようだ。

https://tass.ru/armiya-i-opk/17431515

https://www.rt.com/russia/574048-bakhmut-captured/

 ただ、「しかし、ウクライナ政府関係者からは、バクムートがロシアの手に落ちたという話は出ていない。プリゴジンは以前、時期尚早な主張をしていた。」(U.S.NEWS 4月2日)との見方もあり、ウクライナ不利は間違いなさそうだが、陥落にはもう少し時間が必要か?

https://www.usnews.com/news/world/articles/2023-04-02/ukraines-zelenskiy-situation-in-bakhmut-especially-hot

>ロシア軍は、武器と弾薬の不足と諜報活動の失敗に悩まされており

 ロシアとウクライナの消耗度はどうだろうか?

 この点は環球時報(GlobalTimes)の「ロシアがNATO全体に対する消耗戦を生き延びたので、米国は不安になる」(2023.3.1)という記事から引用。

「ロシアを過小評価することはできません。その経済規模は大きくなく、西側諸国の目には貧弱に見えますが、その軍産動員能力は明らかに西側諸国よりも強力で効果的です。」

「ロシアはウクライナで航空優勢と長距離ミサイル攻撃能力を持っており、ウクライナの弾薬庫をより効果的に破壊することができ、西側からウクライナに提供された多くの武器が使用される前に破壊される」
 この点は、西側要人が鉄道によりウクライナに入ることにより、間接的に証明されていると思われる。

 次にIndian Punchlineの3月30日、「ロシアだけでも西側全体に立ち向かうことができる」という記事。

「ウクライナ戦争は、逆説的ではあるが、世界大戦を引き起こすのではなく、世界大戦を防ぐことができる戦争として、警鐘を鳴らすものとなっている。中国は、ロシアが単独で「集団的西側」に挑み、それ以上の相手であることを示したことを理解している」

「ロシアと中国は、世界秩序が国連を中核とする国際システムと国際法に基づく世界秩序に戻らなければならないことを共通の関心事としている。両国の戦略は、米国が支配する「ルールに基づく秩序」を覆し、国連を中心とした国際秩序に戻すことであることは間違いない。 」

「これは、米国をボスから外し、中国に置き換えるということではなく、米国がより小さな弱い国をいじめることを効果的に牽制し、それによって、平和的発展を優先し、あらゆるイデオロギーの相違を覆す政治的正しさを持つ新しい国際秩序を先導することだということを誤解してはならない。」

https://www.indianpunchline.com/russia-alone-can-already-confront-the-entire-west/

 このように、NYTと真逆の見解や報道もあるわけだが、問題は日本の主流権威筋メディアの報道がNYTやBBC等の西側メディアのコピーになっており、異説や両論併記がない点だ。

 私はウクライナ不利の戦況を真実と考えているが、日本の報道だけ見ていても不十分であることは、ハッキリしていると考える。

No.11 19ヶ月前

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