中庸左派 のコメント

 この事件は、直感として不自然な印象だから、真犯人は別にいる、と私は思っている。しかし、誰が何のために、ということは、私には真相を想像するしかないのである。

 そのための手掛かりは、下記のような見解であろうと考えている。

 「安倍殺害時の状況の不可解さから目をそらすための目くらましとして、統一教会と安倍の関係を喧伝している」「日本国内には、安倍を殺す動機と技能がある組織がない。」「安倍を殺した黒幕は、日本の敵の側でなく、味方の側、それも警察など日本の当局を内側から操れるほどの力を持った外国勢力だ。そんな外国勢力は一つしかない。米国だ。」「その目的として最もありそうなのは、日本にもっと中露敵視をやらせることだ。」
(田中宇氏、「安倍元首相殺害の深層 その2」2022.8.8)

 一方、孫崎先生と副島隆彦氏との最近の対談本「世界が破壊される前に日本に何ができるか」(徳間書店)によると、「安倍晋三を殺したのはアメリカだ」とあり、「安倍晋三たちは、秘密裏に、核兵器作りで実際に動いていた。それが安倍の命取りになったと私は思います」(副島隆彦氏)

 このように安倍晋三殺害の黒幕はアメリカ帝国だということは識者の通説のようだ。

 ただ、その動機の部分に諸説ある。とはいえ、根本的にはアメリカ帝国に好ましくない動きがあるからこそ、このような「処分」が下されたのであろう。

 アメリカ帝国の一極支配を脅かす動き。それが問題なのだろう。それはノルドストリームに対するアメリカ帝国による周到な爆破作戦計画と実施する執念からも見て取れる。

 私の印象としては、日本では安倍晋三が、ドイツではガスパイプラインが、アメリカ帝国の一極支配の祭壇に載せられた生贄というカンジである。

 安倍とツルンでいた統一協会は国際勝共連合という政治組織を持っていたから、謂わば、アメリカ帝国という「一神教」の分派のようなモノであろう。そのアメリカ帝国の分派のような統一協会が最近叩かれまくっているのは、アメリカ帝国一神教の綻び、内部崩壊の反映であろうか?

 そうであるなら、それは私にとっては望ましい。

No.7 20ヶ月前

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