change のコメント

気球問題に対し米国が中国に会談を申し入れたが、中国は拒否している。今まで米国に余裕があり中国の横暴を容認してきたが、米中双方の戦争回避情報共有関係に齟齬が起きれば、軍事緊張関係が米中が米ロと同じような関係に格上げされるということである。

米国の具体的行動の一つが
中国の偵察気球について40か国に情報提供をワシントンと北京で実施した。「中国が主張するような気象観測用でなく飛行船であり、太陽光パネル、方向だ、プロペラが装着されていた。人民解放軍が管理しているもの」説明している。

米国の具体的行動の二つが中国の核増強の脅威である。
オバマは「核のない世界」を目指す決意を明らかにしていた。その後米国は米国の安全保障を確保するために、一定水準の核抑止力を維持しつつ、核軍縮の核政策をとっていた。
国連の事務総長も「核兵器禁止条約」などへの支持を明らかにし、国連として核のない世界の構築に積極的決意を表明している。

軍縮に向かおうとしている世界の潮流に完全に水を差す中国の核兵器増強は、世界に暗い影を落としている。
米中の危機管理が正常機能していれば経済も正常に機能するが、相互不信が高まると米国の余裕感が欠けてくると戦争が心配される。いずれにしろ中国の一方的不透明な軍事に関する強行的な態度は世界各国の批判対象になることは避けられない。

No.2 21ヶ月前

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